「今年もまた、あの灼熱のコートに立つのか……」
そう思うだけで、テニスバッグを担ぐ手が少し重くなる。そんな季節がやってきましたね。照り返しの強いオムニコートやハードコートの上では、体感温度が40度を超えることもしばしば。
単に「暑い」だけならまだしも、汗でウェアが肌に張り付く不快感や、直射日光による体力の消耗は、ダブルスの大事な局面での集中力を容赦なく奪っていきます。
筆者もかつては、適当なTシャツでプレーしては試合後半に熱中症寸前になり、ラケットを振る気力さえ失うという失敗を繰り返してきました。しかし、最新の機能性ウェアを賢く取り入れるようになってからは、最後まで足が動くようになり、プレー後の疲労感も劇的に改善したのです。
今回は、真夏の過酷な環境を戦い抜くための、テニスウェア選びの決定版をお届けします。
1. 真夏のテニスウェア選び「3つの鉄則」
真夏のウェアに求められるのは、単なる見た目の良さではありません。「いかに熱を逃がし、水分を管理するか」という科学的な視点が不可欠です。
① 吸汗速乾性を極める
綿混のTシャツは絶対にNGです。汗を吸って重くなったウェアは、動きを鈍らせるだけでなく、不快感でメンタルにも悪影響を与えます。選ぶべきはポリエステル100%のスポーツ用素材。汗を素早く吸い上げ、外気へ放出する力が段違いです。
② 通気性と「気化熱」の利用
風が抜けるようなメッシュ構造のウェアは、体温を下げるために極めて有効です。最近では、ヨネックス ベリークールのように、キシリトール効果で汗と反応して衣服内温度を約3度下げてくれる画期的な素材も登場しています。
③ 接触冷感素材で体感温度を下げる
袖を通した瞬間に「ひんやり」と感じる接触冷感インナーは、もはや夏テニスの標準装備です。肌表面の熱を素早く奪ってくれるため、特に待ち時間やコートチェンジの際、体力をリセットする助けになります。
2. むしろ「着る」のが正解!疲労を最小限にする神アイテム
「暑いから露出を増やす」というのは、実は真夏のテニスでは逆効果になることが多いのをご存知でしょうか? 直射日光を肌に浴び続けると、体温調節機能がフル稼働し続け、信じられないほどの体力を消耗します。
UVカットアンダーウェア(コンプレッション)
今やトッププロから週末プレーヤーまで愛用しているのが、コンプレッションインナーです。
- メリット1: 筋肉の無駄な振動を抑え、足のつりや疲労を軽減する。
- メリット2: 汗を素早く蒸発させ、気化熱で肌を冷やす。
- メリット3: 紫外線を遮断し、日焼けによる炎症(エネルギーロス)を防ぐ。
フェイスカバーとレギンス
女性プレーヤーの間で定番のヤケーヌなどのフェイスカバーは、息苦しさを最小限に抑えつつ、首筋までガードできる優れものです。また、足元はテニス用レギンスにスコートやハーフパンツを重ねるスタイルが、最も涼しく、かつ疲労を残さない「最強の守備陣」といえます。
3. シーン別・おすすめ夏コーデ
【メンズ】機能性とタフさを両立
- トップス: ナイキ ドライフィット ポロシャツ。襟付きなら名門クラブのドレスコードもクリアしつつ、最新の吸汗速乾機能でサラサラをキープ。
- ボトムス: アディダス テニスショーツ。ポケットのボールの出し入れがスムーズな設計のものを選びましょう。
【レディース】優雅に、かつ徹底ガード
- スタイル: フィラ テニスワンピースにUVカットレギンスの組み合わせ。
- ポイント: パステルカラーや白系のウェアは、熱を吸収しにくいため見た目以上に涼しく過ごせます。
4. ウェア以外で差がつく!猛暑対策の総仕上げ
ウェアが完璧でも、最後の詰めを誤ると危険です。
- キャップ: 意外と見落としがちなのがメッシュキャップ。頭部の熱を逃がし、直射日光から目と脳を守ります。
- サングラス: オークリー スポーツサングラスなどの高機能レンズは、目の疲れを軽減し、夕方の疲労度が変わります。
- 替えのウェア: 試合の合間に、一度乾いた新しいウェアに着替えるだけで、驚くほど気分がリフレッシュされ、集中力が戻ります。
まとめ
真夏のテニスは、ウェアの選択ひとつで「地獄の修行」にも「最高のスポーツタイム」にもなり得ます。
最新のテクノロジーが詰まったテニスウェアやインナーは、決して安くはない投資かもしれませんが、それによって得られる安全性とパフォーマンスの向上、そして翌日の仕事に響かない疲労軽減効果を考えれば、十分に価値のある選択です。
あなたにぴったりの「戦闘服」を見つけて、この夏、最高の一勝を掴み取りましょう!
次に行うステップとして、あなたのプレイスタイルや好みに合わせた「機能性インナー」や「最新の冷感ウェア」の具体的な比較表を作成しましょうか?


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