テニスの試合当日、真っさらな新しいウェアにゼッケンを付ける瞬間は、何度経験しても緊張するものです。「曲がっていないかな?」「この位置でルール違反にならない?」と不安になり、何度も安全ピンを刺し直してウェアが穴だらけ……なんて失敗、実はテニスプレイヤーあるあるですよね。
特に部活動を始めたばかりの学生さんや、久しぶりに公式戦にエントリーした社会人プレーヤーにとって、ゼッケン貼りは最初の関門と言っても過言ではありません。今回は、ウェアを傷めず、かつ審判から指摘されない「美しく正しいゼッケンの付け方」を、私の実体験を交えて伝授します。
テニスゼッケンの正しい位置と公式ルール:基本の「キ」
まず大前提として、ゼッケンは「背中の中心」に付けるのが基本です。目安としては、両方の肩甲骨のちょうど真ん中にゼッケンの上辺がくるイメージですね。
ここで注意したいのが、ウェアのデザインです。最近のウェアは背中に大きなロゴやラインが入っていることがありますが、これらをゼッケンで完全に隠してしまうと、大会の服装規定(メーカーロゴの露出に関するルール)に抵触する恐れがあります。特に日本ソフトテニス連盟(JSTA)などの公式戦では、四隅をしっかり固定することが求められるため、「ヒラヒラした状態」は避けましょう。
ウェアを傷めない!おすすめの固定方法3選
「お気に入りのウェアに安全ピンでブスブス穴を開けるのが耐えられない!」という方のために、現場でよく使われている3つの手法を紹介します。
1. ゼッケン留め(専用ホック)を使用する
今やジュニアから一般まで、最も普及しているのがプラスチック製のゼッケン留めです。スナップボタンのように生地を挟み込むタイプで、針を使わないため生地へのダメージがほぼゼロです。
ゼッケン留め ピーホックこれを使えば、試合中にピンが外れて刺さる心配もなく、安心してプレーに集中できます。
2. 安全ピンを刺す際のひと工夫
どうしても安全ピンしか手元にない場合は、ウェアの内側に1cm角に切った「当て布」やマスキングテープを貼ってから刺してみてください。これだけで、激しい動きで生地が引っ張られて穴が広がるのを劇的に防げます。
安全ピン 錆びにくい3. スナップボタンの縫い付け
毎週のように試合があるヘビープレーヤーなら、いっそウェアとゼッケンにスナップボタンを縫い付けてしまうのが最強の時短術です。一度位置を決めてしまえば、次からはパチパチと留めるだけで、絶対に曲がることがありません。
1人でも曲がらない!綺麗に貼るための裏技テクニック
遠征先のホテルで1人で準備しなければならない時、背中の位置を確認するのは至難の業ですよね。私がいつも実践している「失敗しない手順」がこちらです。
- クリアファイルを活用する: ウェアの中にA4クリアファイルを差し込みます。これにより、前身頃まで一緒に刺してしまうミスを防ぎ、生地がピンと張った状態で作業できます。
- マスキングテープで仮止め: まずは鏡を見ながら、マスキングテープでゼッケンの位置を仮固定します。納得がいったら、その状態でピンやホックを留めていきましょう。
- 上辺から留める: 下から留めると重みで歪みやすいため、必ず上の2箇所を先に固定し、最後に下の2箇所を調整するのが鉄則です。
注意点:アイロン接着は避けるべき理由
時々、「剥がれないようにアイロンで貼りたい」という相談を受けますが、これはあまりおすすめしません。テニスの大会では、所属が変わったり、大会ごとに異なるゼッケン(広告付きのものなど)を配布されたりすることが多いため、再利用や貼り替えができないアイロンタイプは後で困ることになります。
また、高機能なスポーツウェアは熱に弱いため、アイロンの温度で生地が溶けたり、吸汗速乾機能が損なわれたりするリスクもあります。
まとめ
ゼッケンがビシッと綺麗に付いている選手は、それだけで「強そう」に見えるものです。準備を万全に整えることは、心の余裕にも繋がります。
今回ご紹介したゼッケン留めなどの便利グッズを活用して、大切なウェアをケアしながら、最高のコンディションでコートに立ちましょう!


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