真夏のハードコート、照りつける日差し。ゲームが進むにつれてシャツが重くなり、肌に張り付くあの不快感は、テニスプレイヤーなら誰しもが経験する悩みですよね。私もかつては「動ければ何でもいい」と綿混のTシャツでプレーしていましたが、汗を吸ったウェアの重みでサーブの打点が下がり、休憩中に急激に体が冷えてパフォーマンスを落とした苦い記憶があります。
テニスはストップ&ゴーが激しく、発汗量が非常に多いスポーツです。だからこそ、ウェアの「ドライ機能」は単なる快適さだけでなく、勝利への必須条件と言っても過言ではありません。今回は、私が実際にコートで試して感じた実感を交え、後悔しないドライウェアの選び方をご紹介します。
なぜテニスに「ドライ機能」が不可欠なのか
テニスウェアにおけるドライ素材の最大の役割は、汗を皮膚から素早く引き剥がし、外気へと放出することにあります。
- 軽量性の維持: 汗を吸っても重くならないため、長時間の試合でも足取りが重くなりません。
- 可動域の確保: 汗でウェアが肌に張り付くと、特に肩周りのローテーションが阻害されます。ドライ素材はこの「突っ張り」を解消してくれます。
- 体温調節: 独自のメッシュ構造などが通気性を確保し、衣服内の熱を効率よく逃がしてくれます。
失敗しないドライウェア選びのチェックポイント
カタログのスペック数値以上に大切なのが、自分のプレー環境に合っているかどうかです。
- ポリエステル100%を基準にする基本はポリエステルですが、最近は「異形断面糸」など、繊維の形を工夫して吸水速度を極限まで高めたモデルが増えています。
- UVカットと遮熱性の有無屋外のオムニコートやハードコートでプレーする場合、ドライ機能に加えて「着る日傘」のような遮熱機能があるものを選ぶと、疲労度が全く違います。
- ストレッチ性の質テニス特有のひねり動作に対応するため、4方向(4WAY)に伸びる素材かどうかを確認しましょう。
実際に使って驚いた!おすすめのドライ技術
数多くのウェアを試してきた中で、特に「これは違う」と実感したブランドの技術を紹介します。
まずはヨネックスのウェアです。キシリトールを応用した独自の冷却技術は、汗に反応して衣服内の温度を下げてくれる感覚があり、特に日本の蒸し暑い夏には手放せません。
また、王道のナイキのDri-FITシリーズは、吸汗速乾性はもちろんのこと、とにかくシルエットが計算されています。汗をかいてもダレることなく、常にアスリートらしいスタイルを維持できるのが魅力です。
コストパフォーマンスを重視するなら、ユニクロのドライEXも見逃せません。トッププロも着用するこのモデルは、背中や脇など汗をかきやすい部分がメッシュ編みになっており、驚くほど乾きが早いです。練習着として何枚も揃えたい方には最適でしょう。
さらに、圧倒的な密着感とサポート力を求めるならアンダーアーマーがおすすめです。第二の皮膚のようなフィット感でありながら、汗を瞬時に蒸発させるパワーは、激しいフットワークを支えてくれます。
ドライ機能を長持ちさせるためのお手入れ
せっかく手に入れた高機能ウェアも、洗濯方法を間違えると機能が低下してしまいます。
一番の注意点は「柔軟剤の使用」を控えること。柔軟剤の成分が繊維の隙間をコーティングしてしまうと、汗を吸い上げる力が弱まってしまいます。吸汗速乾機能を維持するためには、中性洗剤でシンプルに洗うのがベストです。また、繊細なメッシュ構造を守るために必ず裏返してネットに入れましょう。
最後に
ウェアを新調して体が軽くなると、それだけで次の1歩が速くなる気がします。あのサラサラとした肌触りは、集中力を研ぎ澄ませてくれる最高の味方です。あなたも自分にぴったりの1枚を見つけて、次のゲームを最高のコンディションで迎えてみませんか。


コメント