「走り始めたいけれど、どの靴なら膝を痛めないだろう?」「今のシューズよりもっと楽にタイムを伸ばしたい」。そんな悩みを持つランナーにとって、日本人の足を最も深く理解しているブランドといえば、やはりアシックスです。
私自身、フルマラソン完走を目指して練習を始めた頃は、他メーカーの海外モデルを履いて足の幅が合わず、爪を黒くしたり足底を痛めたりと散々な経験をしました。しかし、アシックスに履き替えた瞬間の「吸い付くようなフィット感」と「かかとの安定感」には、思わず溜息が出たのを覚えています。
今回は、数多くのモデルを履き潰してきた筆者の経験をもとに、アシックスが誇る最新ラインナップを目的別に深掘りします。
日本人の足を知り尽くした「アシックス」が選ばれる理由
アシックスが世界中のトップアスリートから市民ランナーまで支持される理由は、単なるブランド力ではありません。
1. 圧倒的なフィット感と「足幅」の選択肢
海外ブランドのシューズを履いて「土踏まずが浮く」「小指が当たる」と感じたことはありませんか?アシックスは日本人の標準的な足型をベースに設計されています。さらに、同じモデルでも「スタンダード」「ワイド」「エクストラワイド」と幅を選べるため、幅広甲高な人でもオーダーメイドに近い感覚を得られます。
2. 膝を守る究極のクッション「GEL(ゲル)」
アシックスの代名詞ともいえるのが、衝撃緩衝材の「GEL」です。アスファルトの上を走る際の衝撃は体重の3倍以上と言われますが、このGELが驚くほど滑らかに衝撃を吸収してくれます。翌日の足の疲れ方が、他のシューズとは明らかに違います。
【目的・レベル別】おすすめモデル徹底比較
走る目的や今の走力によって、最適な相棒は変わります。
初心者・完走目的:膝を絶対に守りたいなら
これからランニングを始める方、あるいは体重が気になり膝への負担を最小限にしたい方は、安定感重視のモデル一択です。
- GEL-KAYANO「迷ったらこれ」と言われる名作です。圧倒的なクッション性と、着地時の足のグラつきを抑えるサポート機能が秀逸。ゆっくり長く走る楽しさを教えてくれる一足です。
- GT-2000カヤノよりも少し軽量で、適度な反発力があります。ジョギングから5km、10kmの大会出場まで幅広くカバーできる万能選手です。
中級者・サブ4/5:走る楽しさと弾む感覚を味わうなら
ある程度筋力がついてきて、「もっと軽快に走りたい」と感じ始めたら、高反発モデルがおすすめです。
- NOVABLASTトランポリンのように弾む感覚がクセになります。厚底ながら安定感もあり、走るたびに「前へ、前へ」と押し出されるようなワクワク感を味わえます。
- DYNABLASTノバブラストよりも手頃な価格で、ジムでのトレーニングや軽いジョギングにも最適。柔らかい履き心地が好みの方にぴったりです。
上級者・記録更新:自己ベストを狙う勝負靴
1秒を削り出すシビアな世界で戦うなら、最新テクノロジーを凝縮したカーボンプレート搭載モデルです。
- METASPEEDアシックス史上最高のエネルギーリターンを誇る厚底カーボンシューズ。ストライド型かピッチ型かでモデルを選べるため、自分の走法を犠牲にすることなく爆発的なスピードを手に入れられます。
- MAGIC SPEED上位モデルのテクノロジーを継承しつつ、耐久性とコストパフォーマンスを高めた一足。インターバル走や、サブ3.5を目指すレース用に最適です。
失敗しないための「選び方」のコツ
どんなに優れたシューズでも、サイズ選びを間違えれば凶器に変わります。
- 実寸+1cmを基準にする走っていると足はむくみ、着地の衝撃で広がります。普段の靴と同じサイズではなく、つま先に1cm(親指の横幅一枚分)程度の余裕があるものを選んでください。
- 足幅(ウィズ)を確認する「長さは合っているのに窮屈」と感じたら、サイズを上げるのではなく幅(ワイドモデル)を検討しましょう。
- 夕方に試着する足が最も大きくなる夕方に、実際に走る時に使うソックスを履いて試着するのが鉄則です。
まとめ:あなたの最高の相棒を見つけよう
アシックスのシューズは、ランナーのレベルを否定しません。初心者の不慣れな着地を優しく支え、上級者の力強い蹴り出しを最大限に加速させる。その懐の深さこそが、多くのランナーが最後にアシックスへ戻ってくる理由です。
まずは GEL-KAYANO のような定番モデルに足を通してみてください。地面を蹴るのがこれほどまでに楽しみになる感覚を、ぜひ体感してほしいと思います。
次は、あなたの足に合った正しいシューズの紐の結び方について詳しく解説しましょうか?


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