ハンドボール界で「名作」と呼び声高い一足といえば、やはりasics スカイハンドでしょう。部活動に打ち込む学生から、週末の社会人チームで汗を流すベテラン、さらには最近ではそのレトロなルックスに惹かれたファッショニスタまで、実に多くの人々を魅了し続けています。
私自身、長年ハンドボールに携わってきましたが、コートに立った瞬間のあの独特の接地感と、キュキュッと床を掴むグリップの信頼感は、他のシューズではなかなか替えがきかないものです。今回は、そんなスカイハンドの魅力を、競技者としての視点とライフスタイルでの活用法の両面から深く掘り下げていきます。
競技者の魂を揺さぶる「スカイハンド JP」の職人魂
まず、本気でプレイするなら避けては通れないのが「メイド・イン・ジャパン」の誇り、スカイハンド JPです。
最近の主流である厚底でクッション性重視のシューズとは一線を画す、クラシックな「薄底設計」が最大の特徴。これが実にいい仕事をします。足裏から伝わる床の感覚がダイレクトなので、フェイントをかける際の繊細な力加減がダイレクトに伝わるんです。「自分の足の一部になった」かのようなフィット感は、一度味わうと病みつきになります。
エクセーヌ素材(人工皮革)のしなやかさも特筆すべき点です。履き込むほどに自分の足の形に馴染んでいく感覚は、天然皮革にも劣りません。激しい接触や切り返しでも足が靴の中で遊ばない、あのホールド感こそがアシックスの技術力の結晶と言えるでしょう。
街履きで輝く「スカイハンド OG」のレトロモダン
一方で、最近SNSを中心に人気が再燃しているのが復刻モデルのスカイハンド OGです。
「競技用をそのまま街で履くのはちょっと……」と躊躇していた人も、このOGモデルなら納得のはず。ガムソールを彷彿とさせるアウトソールと、落ち着いたカラーリングは、デニムやチノパンとの相性が抜群に良いんです。
実際に履いて歩いてみると、コート用譲りの安定感があるため、長時間歩いても疲れにくいという嬉しい副産物もあります。ハンドボールシューズ特有の、横ブレを防ぐしっかりとした構造が、タウンユースでも恩恵をもたらしてくれるわけです。
気になるサイズ感と選び方のコツ
asics スカイハンドを購入する際に最も相談を受けるのがサイズ選びです。
私の経験上、スカイハンドはややタイトな作りだと感じます。特に幅広(ワイド)な足型の方は、普段履いているスニーカーよりも0.5cmアップを検討しても良いかもしれません。
- 競技で使う場合: 激しい動きを想定し、つま先に5mm程度の余裕があるジャストサイズを。
- 普段履き(OG)の場合: 厚手のソックスを合わせることも考慮し、少しゆとりを持たせてもOK。
ユーザーのリアルな声:ここが「買い」で、ここが「注意」
実際に愛用している仲間たちからは、こんな声が届いています。
「何年もこれ一筋。グリップ力が落ちにくいから、トータルで見ればコスパが良い」
「薄底なので、クッション性を重視する人には最初少し硬く感じるかも」
「デザインがシンプルだから、チームウェアを選ばないのが助かる」
確かに、衝撃吸収性を最優先にするなら最新のゲルバインドなどに軍配が上がるかもしれません。しかし、コートを蹴る感触や、伝統が裏打ちする信頼感、そして何より「この靴を履くと身が引き締まる」という感覚は、スカイハンドだけの特権です。
まとめ:あなたはどちらの「スカイハンド」を選びますか?
一生物の相棒として、コートで己を磨き続けるためのスカイハンド JP。
日常のスタイルに、本物のスポーツマインドを取り入れるスカイハンド OG。
どちらを選んだとしても、アシックスが長年培ってきた「足を守り、力を引き出す」という哲学を存分に体感できるはずです。迷っているなら、ぜひ一度足を通してみてください。その瞬間、このシューズがなぜ「伝説」と呼ばれているのか、きっと理解できるはずですから。


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