昨今のランニングブーム、皆さんも肌で感じていませんか?近所の公園を走るランナーの足元を見ると、かつての「ナイキ一強」時代から、明らかにアシックスのシューズが増えていることに気づきます。私自身、投資家としてチャートを眺める一方で、一人のランナーとしてメタスピードシリーズを履いてその進化に驚かされた一人です。
今回は、株価が絶好調なアシックス(7936)について、現場の体感と数字の両面から「なぜ今、これほどまでに強いのか」を深掘りしていきます。
現場で感じる「アシックス復活」の正体
数年前まで、アシックスといえば「部活の定番」「真面目だけど地味」という印象が拭えませんでした。しかし、今のブランドイメージは完全に別物です。
特にオニツカタイガーの爆発的な人気は無視できません。先日、銀座の店舗を覗いた際は、外国人観光客が文字通り押し寄せ、飛ぶようにスニーカーが売れていました。これは単なるスポーツ用品メーカーから、高利益率を叩き出す「グローバル・ファッションブランド」へ脱皮した証拠と言えるでしょう。
投資家が注目すべき3つの成長シナリオ
なぜ投資家がこぞってアシックス株を買うのか、その理由は主に3つのポイントに集約されます。
- 圧倒的な技術力への回帰一時期は海外勢に押されていましたが、マジックスピードなどの厚底カーボンシューズで技術的な優位性を取り戻しました。シリアスランナーが「結局、日本人の足にはアシックスが合う」と戻ってきているのは非常に強い追い風です。
- 海外売上の質の変化かつては安売りでシェアを維持していた時期もありましたが、現在は欧州や北米で「高単価なプレミアムブランド」としての地位を確立しています。円安の影響もさることながら、現地通貨ベースでの成長が本物であることを示しています。
- 効率的な経営へのシフト不採算路線の整理が進み、ROE(自己資本利益率)が劇的に改善しました。利益を生み出す体質へと生まれ変わったことが、現在の株価水準を正当化しています。
気になる配当金と株主優待の使い勝手
投資家にとっての楽しみは、やはり株主還元です。アシックスは業績連動での配当に積極的で、増配傾向にある点は長期保有の大きなモチベーションになります。
また、意外と重宝するのが株主優待割引券です。オンラインストアや直営店でゲルカヤノなどの最新モデルを割引価格で購入できるため、ランニングを趣味にしている人にとっては、配当利回り以上の「実質的なお得感」があります。
リスクと向き合う:今後の見通し
もちろん、死角がないわけではありません。世界的な景気後退が現実味を帯びれば、高価格帯のシューズは真っ先に買い控えの対象となります。また、原材料費の高騰や物流コストの変動も常にチェックしておくべき項目です。
しかし、一時の流行ではなく「健康への投資」としてランニングが定着した今、アシックスの基盤はかつてないほど強固に見えます。
結論:アシックス株とどう付き合うか
「もう上がりすぎて手が出せない」と感じるかもしれませんが、ブランドの変革期は往々にして長く続くものです。私は、ノバブラストで軽快に走る時のように、この銘柄とも「長期的なリズム」を大切に付き合っていきたいと考えています。
目先の小さな値動きに一喜一憂せず、世界中のランナーの足元がどう変わっていくのか。そんな視点でウォッチし続けるのが、アシックス投資の醍醐味ではないでしょうか。
次はこの記事に合わせるための、最新の競合比較データや決算分析の図解作成をお手伝いしましょうか?


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