長年ランニングを続けてきて、GEL-KAYANOやGT-2000といった名作を履き潰してきましたが、ある時ふと気づいたんです。「最高のシューズを買っても、紐の通し方ひとつで別物になってしまう」ということに。
特にアシックスのシューズは、日本人の足型を研究し尽くした緻密な設計が魅力。だからこそ、純正のアシックス パワーホールドシューレースを選んだり、正しい長さを把握したりすることは、単なるメンテナンス以上の価値があります。今回は、私が実際に試行錯誤して辿り着いた、アシックスの性能を120%引き出す靴紐の極意を共有します。
1. 意外と知らない!アシックス純正紐の「種類」と使い分け
純正の靴紐には、実は目的別にいくつかのバリエーションが存在します。
- パワーホールドタイプ: 競技志向の方に。紐の一部が太くなっており、一度締めると緩みにくいのが特徴です。
- フラットタイプ(平断面): 甲への圧迫感を分散してくれるので、長距離を歩く・走る際に痛くなりやすい人に向いています。
- レーシングタイプ: METASPEEDシリーズなど、1秒を削る走りに。驚くほど軽く、ほどけにくい特殊素材が使われています。
私は以前、適当な100均の紐で代用したことがありますが、伸縮性が合わず、アシックス ランニングシューズ特有の踵のホールド感が死んでしまった経験があります。やはり、専用設計には理由があるのです。
2. 【実測ガイド】モデル別・最適な靴紐の長さ
「紐が長すぎて余る」「短くて結びにくい」というストレスは、この基準で解決します。
| 足のサイズ(目安) | 推奨される紐の長さ | 該当する主なシーン |
| 22.5cm〜24.0cm | 110cm | レディース・ジュニアモデル |
| 24.5cm〜28.0cm | 120cm | メンズ標準モデル(最も一般的) |
| 28.5cm以上・ハイカット | 130cm〜150cm | ゲルバースト等のバスケシューズ |
もし、後述する「2段ハトメ」を実践するなら、通常よりプラス10cm長い紐を選ぶと、結び目に余裕が出て扱いやすくなりますよ。
3. 魔法の結び方「2段ハトメ(ヒールロック)」の衝撃
アシックスのシューズを履いていると、一番上に「使っていない穴」が一つ余っていませんか?これこそが、踵の浮きをゼロにする「ヒールロック」のための穴です。
- 最後から2番目の穴まで通したら、一番上の穴に「外側から内側へ」紐を通し、小さな輪っかを作ります。
- 反対側の紐の先端を、その作った輪っかに通します。
- 両方の紐をぐっと引き上げると、踵がシューズの奥へカチッと収まる感覚があるはずです。
初めてこの結び方でGEL-NIMBUSを履いて走った時、あまりの一体感に「今まで損をしていた!」と叫びたくなりました。下り坂で足が前にズレる痛みからも解放されます。
4. ほどけない、痛くない。微調整のコツ
足の甲が高い方は、下の方は緩めに、足首に近い上部だけをしっかり締める「パラレル結び」がおすすめ。逆に、スピードを求めるなら全体を均一に締める「オーバーラップ」が基本です。
最後に、絶対に解きたくないレースの日には「イアンノット」を習得しておきましょう。慣れれば1秒で結べて、それでいて42.195km走っても緩みません。
靴紐は、シューズとあなたの足を繋ぐ「神経」のようなものです。少しだけこだわって、アシックス シューレースを正しく選んでみてください。それだけで、いつものジョギングコースが驚くほど軽やかに感じられるはずです。
次は、あなたの愛用しているモデルに合わせて、カラーカスタマイズを楽しんでみてはいかがでしょうか?


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