「週末、家族で公園に行くついでにテニスでもしようかな」
「子供が急にテニスをやりたいと言い出したけど、続くかわからないし…」
そんな時、真っ先に頭に浮かぶのがホームセンターのスポーツコーナーです。ヨネックスやウィルソンといった有名ブランドのラケットが数万円するなか、ホームセンターなら2,000円〜3,000円程度で手に入ります。
しかし、安さだけで選んで本当に大丈夫なのでしょうか?実際にホームセンターのラケットを握り、コートで打ってみた筆者の「リアルな体験談」を交えて、その実力を徹底検証します。
【体験談】ホームセンターのラケットで実際に打ってみた感想
結論から言うと、**「レジャーとしては満点、競技としては0点」**というのが正直なところです。
1. 「カツン!」と手に響く衝撃
まず驚いたのは、打球感の硬さです。専門店で売られているカーボン製のラケットが「しなって飛ばす」感覚なのに対し、多くのホームセンター製ラケット(主にアルミ製)は、ボールが当たった瞬間に「カツン!」という金属特有の振動が肘までダイレクトに伝わってきます。30分も打っていると、手首に少し違和感を覚えるほどでした。
2. ガットのコントロールが難しい
ホームセンターのラケットは、あらかじめガット(糸)がパンパンに張られた状態で販売されています。これが意外と曲者で、少し強く振るとボールがどこまでも飛んでいってしまい、繊細なコントロールはほぼ不可能です。逆に、時間が経って緩んだとしても張り替えができないモデルがほとんどなので、「使い捨て」という割り切りが必要だと感じました。
3. 「軽すぎる」ゆえの不安定さ
手に取った瞬間は「軽くて扱いやすい!」と感じるのですが、いざ速いボールを打ち返そうとすると、ボールの勢いにラケットが負けて面がブレてしまいます。相手と打ち合い(ラリー)を楽しみたいのであれば、この「軽さ」が逆に仇となる場面もありました。
ホームセンターで買うメリット・デメリット
私の体験を踏まえ、客観的にメリットとデメリットを整理しました。
メリット
- 圧倒的な初期費用の安さ: 飲み会1回分程度の予算で、ケース付きのテニスラケット セットが手に入ります。
- 準備が不要: ガットが既に張ってあるため、お店を出てそのままテニスコートや公園に向かえます。
- 気兼ねなく使える: 地面に擦ったり、子供が雑に扱ったりしても「安いからいいか」と心の平穏を保てます。
デメリット
- 怪我のリスク: 振動吸収性が低いため、本格的にスイングすると「テニス肘」などの原因になることがあります。
- 上達の妨げ: 道具の性能に限界があるため、正しいフォームを身につけようとしても、ラケットが反応してくれません。
- スクールで断られることも: 本格的なテニススクールでは、安全面や指導効率の観点から「レジャー用ラケット」の使用を推奨されないケースがあります。
あなたはどっち?失敗しないための判断基準
「結局、自分はどこで買うべき?」と迷っている方へ、明確な基準を提案します。
ホームセンターで買うべき人
- キャンプやBBQの合間に、家族や友人と「羽子板」感覚で遊びたい。
- 子供が飽きる可能性が90%以上だが、とりあえず道具を持たせてあげたい。
- テニスボールを追いかけて走る、レクリエーションが目的。
専門店や通販で「競技用」を検討すべき人
- テニススクールに通うことが決まっている。
- 中学・高校の部活動でテニス部に入る予定。
- 週1回以上、継続的な趣味として健康作りをしたい。
もし、「いきなり数万円は出せないけれど、しっかりした道具が欲しい」という場合は、型落ちのテニスラケット 初心者向けを通販などで探すと、ホームセンター+αの価格で一生モノの打球感を手に入れられることもあります。
まとめ:遊びなら最高、テニスなら慎重に
ホームセンターのテニスラケットは、決して「悪い商品」ではありません。むしろ、これほど安価に「テニスという体験」への門戸を広げている功績は大きいと言えます。
しかし、それはあくまで**「レジャー用品」**としての評価です。もしあなたが、ボールを自在にコントロールする快感や、力強いサーブを打ち込む楽しさを求めているのなら、最初の一本こそ少しだけ背伸びをして、カーボン製テニスラケットを選んでみることを強くおすすめします。
まずは、あなたが「どんな場所で、誰と、どんな風に笑いながらテニスをしたいか」をイメージしてみてください。それが、最高の一本に出会うための最短ルートです。
次の方策として、以下のことをお手伝いしましょうか?
- 初心者でも扱いやすい「1万円前後で買える本格ラケット」の比較リストを作成する
- ホームセンターで購入したラケットを少しでも使いやすくする「グリップテープ」の巻き方を解説する


コメント