「テニスを始めたばかりで、どこのコートを予約すればいいかわからない」「ハードコートって足が痛くなるって本当?」と疑問に感じていませんか?
テニスコートにはいくつか種類がありますが、世界で最も普及しており、プロの四大大会でも採用されているのがハードコートです。日本の公営コートやテニススクールでも非常によく見かけるタイプですが、実は他のサーフェス(コート面)とは全く異なる、独特の「プレーの感覚」があります。
今回は、週に3回はコートに立つ現役プレーヤーの視点から、ハードコートの真実と、そこで楽しくプレーするための秘訣を余すことなくお伝えします。
ハードコートの正体と他との決定的な違い
ハードコートとは、アスファルトやコンクリートの上に、アクリル系樹脂などをコーティングして仕上げたコートのことです。
クレーコート(土)やオムニコート(人工芝+砂)と比較した最大の特徴は、その「安定感」にあります。地面がカチカチに固まっているため、ボールが当たった際にエネルギーが吸収されにくく、バウンドは高く、そして素直に跳ね上がります。
「さっきは低く滑ったのに、次は高く跳ねた」というようなイレギュラーバウンドがほとんど起きないため、自分のスイングを信じて振り抜けるのが、このコートの気持ちいいポイントです。
【体験談】実際にプレーして感じる「ハードコートの光と影」
ハードコートでプレーし続けてきた私だからこそ言える、リアルな感覚を共有します。
メリット:とにかく「清潔」で「公平」
まず、ウェアやシューズが全く汚れません。クレーコートのように真っ白なソックスが茶色に染まることも、オムニコートのようにシューズの中に砂が入り込んでジャリジャリすることもないのです。
また、ボールが正確に弾むので、練習の成果がダイレクトに結果に繋がります。「今日は調子が良い」のか「コートのせいでミスをしている」のかが明確にわかるため、上達を目指す人にとっては最高の修行の場と言えます。
デメリット:身体への衝撃と「夏」の過酷さ
一方で、その硬さはプレーヤーの身体、特に足腰に容赦なく襲いかかります。クレーやオムニのように「滑って止まる」ことができないため、一歩一歩の着地衝撃がダイレクトに膝や足首に伝わります。私はハードコートで5時間練習した翌日、膝が笑って階段を降りるのに苦労した経験が何度もあります。
また、夏場のハードコートはまさに「灼熱地獄」です。照り返しが強く、コート上の体感温度は気温より5℃以上高く感じられることも珍しくありません。
怪我を防ぎ、快適にプレーするための必須アイテム
ハードコートで長くテニスを楽しむためには、道具選びが非常に重要です。
まず、絶対に妥協してはいけないのがシューズです。クッション性に優れた「オールコート用」のモデルを選んでください。私が愛用している アシックス テニスシューズ ゲルレゾリューション は、ハードコート特有の強い衝撃から足を守ってくれるので、翌日の疲れが驚くほど軽減されます。
また、衝撃を緩和するために厚手のソックスを履くのも効果的です。 ヨネックス テニスソックス のような、土踏まずのサポートがしっかりしたタイプを履くだけでも、足裏の痛み対策になります。
夏場にプレーするなら、保冷力に優れた水筒も必須です。私は サーモス 真空断熱スポーツジャグ に氷をパンパンに詰めて持参していますが、これがないとハードコートの熱気に負けてしまいます。
現役プレーヤーが教える、ハードコート攻略のコツ
ハードコートで試合に勝つ、あるいは上手くラリーを続けるためには、ちょっとしたコツが必要です。
- 「止まる」技術を意識する:滑ることができないので、一歩一歩しっかりと地面を踏んで止まる必要があります。細かいステップ(スプリットステップ)を怠ると、すぐに振り遅れてしまいます。
- 高い打点を怖がらない:ボールが自分の肩の高さまで跳ねてくることが多いです。下がって打つのではなく、むしろ前に踏み込んで高い打点で捉える意識を持つと、ハードコートらしい攻撃的なテニスが展開できます。
- ストリング(ガット)の劣化に注意:コートの摩擦が強いため、ボールの毛羽立ちが速く、ガットへの負担も大きいです。打球感が鈍くなってきたら、早めに ルキシロン アルパワー などの信頼できるガットに張り替えることをお勧めします。
まとめ:ハードコートを制する者はテニスを制す
ハードコートは、テニスの基礎体力を養い、正確な技術を身につけるのに最適な場所です。確かに足腰への負担や暑さといった課題はありますが、適切な装備を揃え、その特性を理解してプレーすれば、これほど爽快にボールを打てる環境はありません。
もしあなたが「これから本格的にテニスを上手くなりたい」と思っているなら、ぜひハードコートでの練習をルーティンに取り入れてみてください。
「キュッ」とシューズが鳴り、乾いた打球音が響くハードコートで、あなたのテニスライフがより一層輝くことを願っています。
次は、ハードコートでも疲れにくい最新のフットワーク技術について、具体的な練習方法をご紹介しましょうか?


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