「テニス肘」という名前ですが、実はテニスをしていなくても突然やってくるのがこの症状の恐ろしいところです。私自身、ある朝起きてコーヒーカップを持ち上げようとした瞬間、肘の外側に電気が走るような激痛を感じたのが始まりでした。
最初は「寝違えたかな?」程度に思っていましたが、次第にドアノブを回す、タオルを絞る、パソコンのタイピングをするといった日常の何気ない動作が、涙が出るほどの苦痛に変わっていきました。この記事では、私が実際にテニス肘を克服するまでの道のりと、本当に効果を感じた対策を包み隠さずお伝えします。
テニス肘(外側上顆炎)の正体と、見逃しがちなサイン
テニス肘の正式名称は「上腕骨外側上顆炎」といいます。手首を上に反らせたり、指を伸ばしたりする筋肉の付け根が炎症を起こしている状態です。
私の場合、予兆は数ヶ月前からありました。重い荷物を持った後に肘がじんわり重だるい感覚がありましたが、一晩寝れば治るだろうと放置してしまったのです。もし今、あなたが「なんとなく肘の骨の出っ張りを押すと痛い」「椅子を持ち上げる時に力が入らない」と感じているなら、それは体からのSOSかもしれません。
試行錯誤してわかった、回復を早める3つの具体策
痛みのピーク時、私は藁にもすがる思いで様々な方法を試しました。その中で、明らかに状況が好転したものが3つあります。
1. 物理的なサポートで「休ませる」
テニス肘の最大の敵は、日常生活でついつい手首を使ってしまうことです。医師に勧められて導入したのがテニス肘 サポーターでした。
これを装着すると、筋肉の起点にかかる負担が分散され、物を持つ時の「ズキッ」という衝撃が劇的に和らぎました。仕事中や家事の間だけでも装着することをおすすめします。
2. 作業環境の徹底的な見直し
私はデスクワークが中心だったため、タイピング時の手首の角度が炎症を悪化させていました。そこで導入したのがリストレストです。
手首を自然な高さに保つだけで、肘への緊張が驚くほど抜けました。また、マウス操作の負担を減らすためにエルゴノミクスマウスに切り替えたことも、長期的な回復を後押ししてくれました。
3. お風呂上がりの1分ストレッチ
炎症が落ち着いてからは、前腕のストレッチを習慣にしました。腕を前に伸ばし、反対の手で手首を下に曲げて20秒キープ。これを数回繰り返すだけですが、筋肉の柔軟性が戻るにつれ、再発の不安が消えていきました。
やってはいけない!悪化を招いたNG行動
良かれと思ってやったことが、実は逆効果だったこともあります。一番の失敗は、痛む場所を直接強く揉んでしまったことです。テニス肘は炎症なので、無理なマッサージは火に油を注ぐようなもの。激痛がある時期は、とにかく触らず、冷却パックでアイシングをして安静にすることが先決でした。
まとめ:焦らず、自分の体と向き合う時間を
テニス肘は一朝一夕には治りません。しかし、適切な道具に頼り、生活習慣を少しずつ変えていけば、必ずあの「ズキッ」とする恐怖から解放される日が来ます。
まずは無理をせず、湿布などで炎症を抑えつつ、専門医の診断を仰いでください。あなたの肘の痛みが一日も早く和らぎ、ストレスのない日常を取り戻せることを心から願っています。


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