「テニスを始めたい!」というお子さんのキラキラした瞳に応えてあげたい。そう思ってラケットを探し始めると、最初にぶつかる壁が「サイズ選び」です。
大人用はほとんどが27インチですが、ジュニア用は17インチから26インチまで細かく分かれています。「すぐに背が伸びるから、少し大きめを買っておけば長く使えるのでは?」という親心が、実は上達を妨げる最大の落とし穴になることも。
今回は、テニスコーチのアドバイスや先輩保護者のリアルな失敗談を交えながら、お子さんにぴったりの一本を見つけるための「正解」をお伝えします。
2026年最新:ジュニアテニスラケット・サイズ適正早見表
まずは、お子さんの今の身長と照らし合わせてみてください。メーカーによって多少の前後はありますが、以下の表が標準的な基準となります。
| 身長目安 | 年齢目安 | ラケットサイズ | 特徴 |
| 〜90cm | 2〜3歳 | 17インチ | 遊び感覚で振れる超軽量モデル |
| 90〜105cm | 3〜5歳 | 19インチ | ボールに当てる楽しさを知る時期 |
| 105〜120cm | 5〜7歳 | 21インチ | スイングの基礎を固める大切なステップ |
| 120〜130cm | 7〜9歳 | 23インチ | ラリーが続き始める、テニスが楽しくなるサイズ |
| 130〜140cm | 9〜11歳 | 25インチ | 試合を意識し始める時期。素材選びも重要に |
| 140〜150cm | 10〜12歳 | 26インチ | 大人用への最終ステップ。本格的な競技モデルが増える |
【体験談】サイズ選びで「やってしまった!」保護者の失敗ワースト3
良かれと思って選んだラケットが、時にお子さんの負担になってしまうことがあります。実際にあった3つの失敗例を見てみましょう。
失敗1:「大は小を兼ねる」で大きめを買い、テニス嫌いに…
「来年にはちょうど良くなるから」と、身長115cmの子に23インチではなく25インチを買い与えたAさん。結果、ラケットが重すぎて振り遅れが連発し、ボールが全く当たりませんでした。「テニスって難しい、つまらない」と、お子さんは数ヶ月でスクールを辞めてしまいました。
教訓: 今、ジャストサイズで振れることが「成功体験」を生み、継続に繋がります。
失敗2:25インチ以上なのに「安さ」でアルミ製を選んだ
競技コースに入ったばかりのBさんのお子さん。25インチの安価なアルミ製ラケットを使用していましたが、強いボールを打ち返す際の衝撃で手首を痛めてしまいました。
教訓: 25インチ以上、特に週2回以上練習したり試合に出たりする場合は、衝撃吸収に優れたグラファイト製ジュニアラケットを選ぶのが正解です。
失敗3:グリップサイズを盲点にしていた
長さばかりを気にして、グリップ(持ち手)の太さを確認しなかったCさん。手の小さなお子さんには太すぎて、ラケットが面ブレしてしまい、変な握り癖がついてしまいました。
教訓: 手のひらと指の間に、反対の手の指が一本入るかどうかが目安です。
店舗でできる!「本当に合っているか」のチェック法
ネットで目星をつけたら、一度は実物を手に取ることをおすすめします。その際、以下の2点を試してみてください。
- 「くるぶしテスト」ラケットのグリップを軽く握り、腕を体の横にまっすぐ下ろします。この時、ラケットの先端がくるぶしの少し上、あるいは地面をかすめるかどうかが適正サイズのサインです。地面にガツガツ当たるようでは長すぎます。
- 「8の字スイング」お子さんに、体の前で空中に「8」を描くようにラケットを振ってもらいます。この時、手首がグラついたり、ラケットの重さに振り回されて体幹がブレていたりしないかチェックしましょう。
買い替えのベストタイミングは?
「身長が伸びた時」はもちろんですが、テニスの「ステージが変わる時」も検討のチャンスです。
- ボールの色が変わる時: レッド→オレンジ→グリーンとボールが変わるにつれ、弾みや重さが増します。それに負けないパワーのあるラケットが必要になります。
- 「もっとスピンをかけたい」と言い出した時: 本人の技術的な欲求が出てきたら、バボラ ピュアドライブ ジュニアやヨネックス イーゾーン ジュニアといった、振り抜きとパワーを両立した競技者向けモデルへの移行時期かもしれません。
まとめ:子供が「テニス大好き!」でいられる1本を
ジュニア期のラケット選びで最も大切なのは、スペックの数字ではなく「お子さんが笑顔で振り切れるかどうか」です。
体に合ったラケットを使えば、自然とフォームも綺麗になり、怪我のリスクも減ります。「少し小さいかな?」と迷うくらいが、実はジュニアにとっては最もコントロールしやすく、上達を早める魔法のサイズだったりします。
ぜひ、お子さんと一緒に最高の一本を見つけて、コートでの楽しい時間を共有してくださいね!


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