「今のラケット、もう少しパワーがあれば最高なのに」「相手の強打に面が負けてしまう」そんな悩みを感じたことはありませんか?ラケットを買い替える前に、ぜひ試してほしいのが**バランサー(鉛テープ)**によるカスタマイズです。
わずか数グラムの鉛を貼るだけで、魔法のようにラケットの性格が変わります。今回は、私が何十回と試行錯誤を繰り返してたどり着いた、バランサーの位置別の効果と、絶対に失敗しないためのリアルな体験談をお届けします。
そもそもバランサー(鉛テープ)で何が変わる?
テニスにおける数グラムは、想像以上に大きなインパクトをスイングに与えます。ヨネックス バランサーやキモニー リードテープを貼ることで得られる主な変化は以下の3点です。
- 総重量の増加: ボールを潰す力が強まり、ショットに「重さ」が出ます。
- スイングウェイトの変化: 振り抜きの感触が変わり、遠心力を利用しやすくなります。
- 面安定性の向上: インパクト時のラケットのブレが抑えられ、コントロールが安定します。
【位置別】カスタマイズ効果とリアルな体験談
バランサーを貼る位置は、時計の文字盤に見立てて表現するのが一般的です。私が実際にテストして感じた「生の声」と共に解説します。
12時(先端):破壊力抜群のハンマーに
- 効果: スイングウェイトが劇的に上がり、遠心力で叩き込むようなショットが可能になります。
- 体験談: 「サーブの威力は間違いなく上がりました。ただ、振り抜くのに筋力がいるので、試合の後半で腕が棒のようになり、振り遅れが連発。体力に自信があるハードヒッター向けの諸刃の剣です。」
10時&2時:スピンと伸びの両立
- 効果: 先端のパワーを残しつつ、操作性も維持。現代テニスで最も推奨される位置です。
- 体験談: 「ヘッドが適度に回ってくれるので、エッグボールのような沈むショットが打ちやすくなりました。ストローカーなら、まずはここから試すのが正解だと確信しています。」
3時&9時:鉄壁のボレーと面安定性
- 効果: 左右に重さを出すことで、ラケットの回転(ブレ)を抑えます。
- 体験談: 「相手の速いサーブをブロックする際や、ボレーの安定感が別次元になりました。オフセンターで打った時の『嫌な振動』が減り、守備範囲がグッと広がった感覚です。」
グリップ付近(カウンターバランス)
- 効果: 操作性を高め、ラケットを軽く感じさせます。
- 体験談: 「トップヘビーすぎて扱いづらかったラケットのグリップ内にリードテープを仕込んだところ、驚くほど取り回しが良くなりました。ボレー戦での反応が速くなります。」
失敗から学ぶ!バランサーを貼る際の注意点
多くの人が陥る罠があります。それは**「いきなり重くしすぎること」**です。
- 「2gの壁」を意識する: まずは合計2g程度から始めてください。5gも足すと、それはもう全く別のラケットです。
- 怪我のリスク: 重くなったラケットを無理に振り回すと、手首や肘(テニス肘)を痛める原因になります。「重くて飛ばない」と感じたら、すぐに剥がす勇気を持ちましょう。
- まずは「仮止め」から: いきなり粘着面を貼るのではなく、マスキングテープで仮止めして試打するのが賢い方法です。コート上で位置を微調整しながら、ベストなポイントを探りましょう。
まとめ:理想の「マイラケット」を育てる楽しさ
バランサーによるカスタマイズは、自分のプレースタイルを見つめ直す作業でもあります。
もし迷っているなら、まずは**「3時と9時の位置に各1gずつ」**から試してみてください。それだけで、打ち負けない安心感が手に入るはずです。市販のバランサーは数百円から購入できるため、最もコスパの良い上達への投資と言えるでしょう。
自分だけの黄金バランスを見つけて、コートでのパフォーマンスを最大化させてください!


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