テニスコートで隣のプレーヤーが打つたびに、心地よい「パシッ」という乾いた音が響いているのを聞いたことはありませんか?実はそれ、振動止めに仕込まれた「ビーズ」の仕業かもしれません。
単なるデコレーションだと思われがちなラケットアクセサリーのビーズですが、実は打球感や音を劇的に変える秘密兵器。今回は、実際にビーズカスタマイズを愛用しているプレーヤーの視点から、その驚きの効果と作り方を詳しくお伝えします。
なぜテニスラケットにビーズ?期待できる3つの効果
「わざわざビーズを付けるなんて、見た目重視のジュニア用でしょ?」と思ったら大間違いです。ベテランプレーヤーほど、この小さな一粒にこだわっています。
① 打球音のカスタマイズ:不快な残響を「快音」へ
ストリングを叩いた時の「キーン」という高い金属音。これが耳障りで集中できないという方は多いはず。ワーム型の振動止めにビーズを数粒封入すると、ビーズが不規則に振動を打ち消し合い、音のトーンが一段低く、締まったものに変化します。
体験談: 「これまで高音の余韻が気になっていましたが、ビーズを入れた瞬間、プロの試合で聞くような重厚な打球音に変わりました。この音だけで、自分が上手くなったような錯覚に陥るほどです(笑)」
② 衝撃吸収の微調整:手首に優しい「マイルドな打球感」
市販の振動止めだけでは物足りない場合、ビーズの重みと硬さがクッションの役割を果たします。特にキモニー クエークバスターなどの定番アイテムと組み合わせることで、手に残る嫌な痺れが軽減されます。
体験談: 「冬場の硬いボールを打つ際、手首への負担が悩みでした。自作のビーズ入り振動止めに変えてから、芯を外した時の『ガツン』という衝撃が角の取れたマイルドな感覚になり、最後まで振り切れるようになりました。」
③ パーソナライズ:自分のラケットが一目でわかる
似たようなデザインが多いラケット。ジュニアの練習会や混雑した社会人サークルでは、取り違えが頻発します。
体験談: 「娘のラケットに好きな色のビーズを付けたところ、遠くからでも自分のものだと判別できるようになりました。愛着が湧いたようで、道具を大切にする習慣も身につきましたね。」
【実践】ビーズを使ったカスタマイズ方法
初心者でも簡単にできる、2つの代表的な方法をご紹介します。
パターンA:ワーム型振動止めの中に封入する(中級者向け)
中が空洞になっているチューブ状の振動止め(ヘッド ロゴダンプナーなど)を用意します。
- チューブの片側を外す。
- 中に数粒のビーズを入れる。
- 再びキャップを閉めて、ガットの最下段に装着する。
ポイント: ビーズはガラス製だと割れるリスクがあるため、プラスチックビーズがおすすめです。入れすぎるとラケットのバランス(静止重量)が変わるので、2〜3粒から試すのがコツです。
パターンB:ガットの結び目に装着する(初心者・ファッション向け)
- 手芸用のテグスや細いゴム紐を用意します。
- お気に入りのビーズを通し、ガットのクロス(横糸)とメイン(縦糸)が交差する最下段の結び目付近にしっかり固定します。
知っておきたい!公式試合のルールとマナー
せっかくのカスタマイズも、試合で失格になっては元も子もありません。
- 装着位置: 振動止め(ビーズを含む)は、ストリングパターンの「最外側の交差点」よりもさらに外側に装着しなければなりません。つまり、ガットの一番下の段よりさらに下に付けるのが基本です。
- 脱落防止: プレー中にビーズがコートに飛び散ると、相手プレーヤーの怪我や転倒につながり大変危険です。接着剤や強固な結び方で、絶対に外れない工夫をしましょう。
まとめ:ビーズで自分だけの「最高の打球感」を
テニスラケットのビーズは、単なる飾りではありません。それは、自分の耳と手に伝わる情報を最適化するための、繊細なチューニングパーツです。
まずは手芸用アクリルビーズなど、身近な材料から試してみませんか?音や感触が自分好みになった瞬間、あなたのテニスはもっと楽しく、もっと深いものになるはずです。
次はあなたのラケットで、理想の「快音」を響かせてみてください!


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