「テニスを始めたい!」と思い立ってスポーツショップへ行ったものの、壁一面に並ぶラケットと山積みのボールを前に、立ち尽くしてしまった経験はありませんか?
実は、最初に手にする道具の組み合わせ次第で、テニスが「楽しい趣味」になるか「痛くて疲れる苦行」になるかが決まります。今回は、私の手痛い失敗談を交えながら、初心者にとっての最適解を解説します。
1. 【ラケット編】初心者が「1本目」で後悔しないための3条件
私がテニスを始めた頃、見た目のかっこよさに惹かれてプロが使うような面の小さいモデルを選びました。結果、ボールが面に当たらない「空振り」や、芯を外した時の強烈な振動に悩まされることに。
初心者が選ぶべきは、道具が技術をカバーしてくれる**「楽なラケット」**です。
- フェイスサイズ(面の大きさ)100〜105平方インチを選んでください。これより小さいとスイートスポットが狭く、大きな挫折感を味わいます。
- 重さの目安男性なら280g〜300g、女性なら265g〜285gが基準。ショップで持った時は軽く感じても、1時間コートで振り回すとずっしり効いてきます。迷ったら少し軽めを選ぶのがコツです。
- フレームの厚み「中厚」と呼ばれる24-26mm程度の厚みがあるものがおすすめ。軽い力でポンとボールが飛んでくれる快感を味わえます。バボラ ピュアドライブのようなモデルは、まさに初心者の味方です。
2. 【ボール編】実は重要!「缶入り」と「袋入り」の決定的な違い
ボールなんて全部同じだと思って、スーパーのワゴンにある安売り袋入りボールを買ったことがあります。それが大きな間違いでした。
プレッシャーボール(缶入り)
プシュッという音とともに開封するタイプ。中にガスが封入されており、打球感が非常に軽やかです。
- 体験談: ダンロップ セントジェームスを初めて使った時、「パンッ!」という乾いた高い音とともにボールが吸い込まれるように飛んでいき、自分が急に上手くなったような錯覚に陥りました。この「打感」こそがテニスの醍醐味です。
ノンプレッシャーボール(袋入り)
ゴムの弾力だけで弾ませるタイプ。空気が抜けないので長持ちしますが、打感が「重い」のが特徴です。
初心者がノンプレッシャーばかり打っていると、手首や肘に負担がかかりやすく、テニス肘の原因になることも。練習効率と体のケアを考えるなら、プレッシャーボールを推奨します。
3. 【検証】安い「ラケット・ボールセット」って実際どうなの?
ホームセンターなどで数千円で売られているセット品。正直に言えば、「レジャーで1日遊ぶだけ」なら満点です。しかし、スクールに通うなら避けるべき。
多くのセット品はガット(糸)の張り替えができません。テニスにハマってくると、ガットを調整して自分好みの打感に育てたくなるもの。最初からヨネックス イーゾーンのような本格的なエントリーモデルを選んでおけば、3年は現役で使えます。
4. シーン別!失敗しない組み合わせ例
- 週末の公園でリフレッシュしたいなら軽量モデルのラケット + ブリヂストン ツアープロまずは「ラリーが続く楽しさ」を最優先。
- 本気で上達したいスクール入会組なら黄金スペック(100inch/300g) + ダンロップ フォート試合球に近い感覚を体に染み込ませるのが上達の近道です。
- お子さんと一緒に始めたいならウィルソン ジュニアラケット + ステージボール子供の力でもしっかり弾む専用ボールを使うことで、子供の「できた!」という笑顔を引き出せます。
まとめ:道具選びでテニス人生は変わる
テニスは初期投資こそ少しかかりますが、一度揃えてしまえば長く楽しめるスポーツです。自分のレベルに合わない硬すぎるラケットや、古くなって弾まないボールで苦労する必要はありません。
まずは「楽に飛ぶ」「心地よい音がする」道具を揃えて、あの爽快な打球感を体験してみてください。コートで響く「パンッ!」という音を聞けば、あなたもきっとテニスの虜になるはずです。
次は、ラケットと一緒に揃えておきたいテニスシューズやグリップテープの選び方について、私の愛用品をベースにご紹介しましょうか?


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