テニスをしていれば一度は耳にする、あるいはコートで見かけない日はないほどの超ベストセラー、バボラ ピュアドライブ。
「黄金スペック」の生みの親でありながら、一方で「パワーがありすぎてコントロールが難しい」「飛びすぎる」という声も絶えません。しかし、2021年モデル以降の最新シリーズを実際に打ち込んでみると、その評価は単なる「厚ラケの延長」ではないことに驚かされます。
今回は、初級者から競技レベルのプレーヤーまで、複数のテスターによる試打体験をもとに、ピュアドライブの真価を忖度なしでレビューします。
【結論】最新のピュアドライブは「暴れ馬」から「精密兵器」へ
かつてのピュアドライブといえば、芯を食った時の爆発力は凄まじいものの、意図しないアウトに泣かされる場面もありました。
しかし、現行モデルを手に取って感じるのは、圧倒的な「面安定性」の向上です。インパクトの瞬間にラケットがネジれる感覚が極限まで抑えられており、**「ただ飛ぶだけ」ではなく「狙った場所にパワーを叩き込める」**ラケットへと進化を遂げています。
【ショット別】ガチ勢が語るピュアドライブのリアルな使用感
ストローク:当てるだけで深さが出る、振り抜くとエグい伸び
実際にコートに立つと、まず感じるのは「守備範囲の広さ」です。差し込まれた場面で、手首だけで合わせたようなスライスが、驚くほど深く相手コートに突き刺さります。
さらに、厚く当てて振り抜いた際の弾道は、軌道こそ低めですが、ベースライン際で急激に沈み、そこからバウンドが「滑る」ような伸びを見せます。この**「助けてくれる感」と「攻撃性能」の両立**こそが、中毒者を生む理由だと確信しました。
ボレー:ブロックするだけで「決め球」に変わる
特筆すべきはボレーの安定感です。相手の強打に対しても面が負けず、当てるだけで鋭く弾き返せます。「ボレーが苦手」と語る初級テスターからは、「ボレーの飛距離が出るので、当てることに集中するだけでエースが取れるようになった」という声も。ネットプレーにおける安心感は、現役ラケットの中でも最高峰と言えるでしょう。
サーブ:フラットの初速は快感、スピンは「重さ」で圧倒
サーブに関しては、やはり初速が違います。ピュアドライブ独特の剛性感が、スイングエネルギーをロスなくボールに伝えてくれる感覚です。スピンサーブについては、強烈な回転量で「跳ねる」というよりは、バウンド後の伸びと「球威」で相手を押し込むような、重い変化が期待できます。
【口コミ・体験談】レベル別・属性別の正直な反応
| ターゲット層 | 実際の体験・感想 |
| 社会人中級者 | 「週1プレーヤーで体力に自信がない日でも、ラケットが仕事をしてくれる。後半の粘りが変わった。」 |
| 競技系ジュニア | 「最初はパワーを抑えるのに苦労したが、バボラ RPMブラストと組み合わせることで最強の武器になった。」 |
| ベテラン層 | 「以前のモデルより振動吸収が良くなった。肘への負担が減り、硬いけどマイルドという不思議な感覚。」 |
| 女性プレーヤー | 「300gは少し重いかもと不安だったが、バランスが良いので扱いやすい。ボレーで押し負けないのが嬉しい。」 |
唯一の弱点?合わない人とその対策
もちろん、全員に完璧なラケットではありません。
- 「しなり」を極端に好む人: 剛性が高いため、クラシックな薄ラケユーザーには「鉄板」のように硬く感じることがあります。
- フルスイングしすぎる人: ナイロンガットを緩く張ると、パワーが暴走してバックアウトが増える傾向にあります。
【解決策】
もし「飛びすぎる」と感じたら、ガットをルキシロン 4Gのようなホールド感のあるポリに変えるか、テンションを2〜3ポンド上げるだけで、驚くほどコントロールが安定します。セッティング次第で、どんなプレースタイルにも化ける懐の深さがあります。
まとめ:あなたのテニスに「余裕」をもたらす一本
ピュアドライブは、単なる初心者用ラケットでも、プロ専用機でもありません。「テニスをもっと楽に、もっと攻撃的にしたい」と願うすべてのプレーヤーに向けた、究極の回答です。
ミスヒットをカバーしてくれる恩恵を受けつつ、ここぞという場面でエースを奪う快感。もしあなたがまだこの「青い怪物」を食わず嫌いしているのなら、一度その初速を体感してみてください。きっと、スコアカードに新しい結果をもたらしてくれるはずです。
次は、あなたのプレースタイルに合わせたピュアドライブの具体的なガットセッティング案をご提案しましょうか?


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