「せっかくプレゼントしたのに、一度も使ってもらえなかった……」
テニスラケットの贈りもので、最も避けたいのがこの事態です。実は、テニスラケットは洋服のサイズ選び以上にシビア。見た目のカッコよさだけで選んでしまうと、重すぎて肘を痛めたり、飛びすぎてコートに収まらなかったりと、相手のプレーを妨げる原因になりかねません。
この記事では、ウェブ上の数多くの失敗・成功体験をもとに、テニス経験者・未経験者どちらが選んでも「最高に喜ばれる一本」を見つけるための完全ガイドをお届けします。
【体験談に学ぶ】プレゼント選びでよくある「3つの失敗」
良かれと思って選んだプレゼントが、なぜタンスの肥やしになってしまうのか。よくある失敗談から、私たちが学ぶべき教訓を整理しました。
- 重さとスペックのミスマッチ「プロが使っている最新モデルバボラ ピュアドライブを中学生の息子に贈ったら、重すぎてまともに振れず、結局手首を痛めてしまった」というケース。憧れの選手と同じモデルでも、筋力やスキルに見合わないと怪我の元になります。
- ガット(糸)への配慮不足「ラケットだけ贈ればいいと思っていたら、ガットが張られていなかった。あるいは、安価なナイロンガットが最初から張られているモデルを上級者に贈ってしまい、結局すぐに張り替える手間をかけさせてしまった」という声も。
- プレースタイルとのズレ「スピンをかけたい相手に、フラットショット向けのヨネックス VCORE PROを贈ってしまった」など、相手が目指すプレースタイルとラケットの特性が真逆だと、プレーの質が下がってしまいます。
【相手別】絶対に外さないラケット選びのチェックリスト
失敗を避けるためには、贈る相手の現在のレベルと身体能力を正確に把握することが不可欠です。
ジュニア(子供)へのプレゼント
子供の場合は、体格に合わせた「インチ数」がすべてです。
- 身長100〜120cm:21〜23インチ
- 身長120〜140cm:25インチ
- 身長140cm以上:26インチ、または大人用の軽量モデルヨネックス ジュニア用テニスラケットなどは、成長に合わせて細かくサイズ展開されているため、選びやすいでしょう。
初心者(大人)へのプレゼント
「楽にボールが飛ぶこと」が楽しさに直結します。
- フェイス面積: 100〜105平方インチ(面が大きく、当たりやすいもの)
- 重量: 男性なら280〜290g、女性なら260〜270g前後の軽量モデルヘッド ブーム チームのような、スイートスポットが広く扱いやすいモデルが推奨されます。
経験者へのプレゼント
もっとも難易度が高いのが経験者です。一番確実なのは、相手が今使っているラケットをこっそりスマホで撮影し、ショップの店員に見せることです。
「今のラケットの最新版が欲しいのか、それとも今の不満を解消したいのか」を事前にリサーチしましょう。こだわりが強い相手にはウィルソン プロスタッフのような定番シリーズでも、モデル違いで好みが激しく分かれます。
【予算別】おすすめのプレゼント内容
ラケット本体だけでなく、周辺アイテムを組み合わせることで、予算に合わせた柔軟な贈り方が可能です。
| 予算 | おすすめの内容 |
| 5,000円〜1万円 | ジュニア用ラケットや、ボウブランド グリップテープ、高級振動止めのセット。 |
| 1.5万円〜2.5万円 | 型落ちの新品モデル(型落ちでも性能は十分)、またはプリンス 初心者向けセット。 |
| 3万円〜4.5万円 | 最新モデル本体 + ルキシロン ガット + 張り工賃込みのパーフェクトセット。 |
最高の思い出にする「渡し方」のアイデア
モノとしてのラケット以上に、贈るプロセスが感動を作ります。
- テニスコートでのサプライズいつもの練習中、急に新しいテニスバッグからラケットを取り出し、「これ、試打用じゃなくて君の分だよ」と手渡す。その場ですぐに打てる喜びは格別です。
- 名入れによる特別感グリップエンドやフレームに名前を刻印するサービスを利用しましょう。世界に一本だけの名入れテニスラケットは、宝物になります。
- 「一緒に選ぶ」という体験を贈るこだわりが強い相手には、「今日はラケットを買いに行こう。予算は出すから一番好きなのを選んで」と伝え、ショップへ同行すること自体をプレゼントにします。これは経験者の間で最も評価の高い「失敗しない」渡し方です。
まとめ:購入前に確認すべき3つの数字
最後に、これだけはメモしてショップへ向かいましょう。
- フェイスサイズ: 100インチが標準。大きいほど飛びやすく、小さいほどコントロール重視。
- ウェイト(重さ): 男性300g、女性280gが基準。プレゼントならこれより「少し軽め」が安全です。
- グリップサイズ: 一般的な手の大きさなら「G2」が最も無難です。
相手の笑顔を想像しながら、最高の「相棒」を選んでみてください。


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