テニスのポリエステルガット選び完全ガイド|寿命・肘への影響・おすすめを体験談で解説

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「最近、ショットがバックアウトしやすくなった」「もっと強烈なスピンをかけたい」……。そう感じ始めたテニスプレーヤーが最初に検討するのが、ポリエステルガットへの移行ではないでしょうか。

しかし、安易にポリを選ぶと「肘を痛めた」「全然飛ばない」と後悔することも少なくありません。今回は、ナイロンからポリへ移行し、数々の失敗を乗り越えてきた筆者の実体験をもとに、ポリエステルガットの真実を語り尽くします。


体感してわかったポリエステルガットの「光と影」

ポリエステルに変えた瞬間に感じるのは、圧倒的な「安心感」です。フルスイングしても、ボールがコートの奥でギュンと急降下して収まってくれる。この快感はナイロンでは味わえません。

メリット:厚く当てた時の「潰れる」打感と圧倒的スピン

ポリの真価は、ボールをラケット面で「潰す」感覚にあります。インパクトの瞬間にガットが大きく動き、瞬時に戻る「スナップバック」が起きるため、自分でも驚くほどエッグボールが打てるようになります。「今の絶対アウトだ!」と思ったボールが、ベースライン際で急降下してインした時の驚きは、まさにポリの魔法です。

デメリット:スイングが遅いと「ただの硬い棒」に感じる

一方で、代償もあります。ゆっくりしたスイングや、守備に回らされて当てるだけになった時、ポリは途端に冷酷になります。ナイロンのような弾きがないため、ボールが浅くなり、相手のチャンスボールになりがちです。また、スイートスポットを外した時の「ビリビリッ」と手に伝わる嫌な振動は、慣れるまで時間がかかりました。


「ポリエステルはやめとけ」と言われる人の特徴と対策

ネットでよく見る「ポリはやめとけ」というアドバイス。これには明確な理由があります。

週1プレーヤーは要注意?テンション維持の落とし穴

ポリ最大の弱点は、性能の劣化が早すぎることです。ナイロンが「切れるまで使える」のに対し、ポリは「切れる前に死ぬ」ガットです。筆者の体感では、美味しい期間はせいぜい2〜3週間。1ヶ月も経てば、素材が伸びきってしまい、振動吸収性がガタ落ちします。

この「死んだガット」を使い続けることこそが、手首や肘を壊す最大の原因です。「まだ切れていないから」と3ヶ月も放置するなら、ポリは選ばない方が賢明です。

テニス肘を防ぐためのセッティング術

もしポリを試すなら、まずは普段より3〜5ポンド下げて張ることを強くおすすめします。私は最初、ナイロンと同じ50ポンドで張ってしまい、1回の練習で肘に違和感を覚えました。45ポンド以下まで落とすことで、ポリ特有のホールド感を保ちつつ、体への負担を劇的に減らすことができます。


タイプ別・おすすめポリエステルストリング3選

実際に使い込み、これなら間違いないと感じた3つを厳選しました。

① 初めてのポリなら:ヨネックス ポリツアープロ

「ポリ=硬い」という偏見を打ち砕いてくれたのがこれです。ポリの中では非常に柔らかく、打球感がマイルド。ナイロンからの移行でも違和感が少なく、衝撃も控えめです。迷ったらまずはこれから始めるのが正解です。

② スピンを極めたいなら:バボラ RPMブラスト

ナダル選手が使用していることでも有名ですが、そのスピン性能は本物です。ガットの表面が滑りやすく、スナップバックが強力に効きます。「自分で回転をかけにいかなくても、勝手にかかる」ような感覚を味わいたいなら、これ一択です。

③ コスパと性能の両立:ルキシロン 4G

ポリの弱点である「テンション維持」に革命を起こしたモデルです。他のポリが数週間で打感が変わる中、これは驚くほど性能が長持ちします。頻繁に張り替えに行けない社会人プレーヤーにとって、この「美味しい期間の長さ」は最大の武器になります。


賢い使い分け:ハイブリッドという選択肢

「全面ポリはまだ怖い」という方は、縦糸にポリ、横糸にナイロンを張る「ハイブリッド」という選択肢もあります。

筆者も一時期このセッティングでしたが、ポリのスピン性能を残しつつ、ナイロンの柔らかい打感で肘を保護できるため、非常にバランスが良いと感じました。


まとめ:あなたがポリエステルに替えるタイミング

ポリエステルへの移行を検討すべきサインは、以下の2点です。

  1. ナイロンガットが1ヶ月以内に頻繁に切れるようになった。
  2. フルスイングしたいのに、アウトが怖くて加減して打っている。

もしあなたが「もっと攻めたい」と願うストローカーなら、ポリエステルは最強の相棒になります。ただし、「3週間での張り替え」と「低めのテンション」。この2点だけは、肘の健康のために必ず守ってください。

次にあなたがコートに立つ時、ベースライン際で急降下する弾道に、相手が驚く顔を見るのが楽しみですね。

次にお手伝いできることはありますか?

「低テンションで張る際の具体的なメリット・デメリット」の解説や、あなたのプレイスタイルに合わせた「ハイブリッドの組み合わせ案」の作成なども可能です。

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