テニスを愛する多くの方が直面する「肘や肩の痛み」、そして「あと一歩ボールに届かない」というもどかしさ。そんな悩みを一振りで解決してくれるのが、ダンロップの「魔法系」と称されるLXシリーズです。
今回は、2024年モデルとしてさらに進化したダンロップ LX800とダンロップ LX1000を実際に打ち比べ、その驚きの使用感と、どちらを選ぶべきかの正解をリアルな視点でお伝えします。
そもそもなぜ「魔法系」と呼ばれるのか?
ダンロップ LXシリーズを手に取った瞬間、まず驚くのはその軽さです。しかし、ただ軽いだけではありません。
実際にコートでボールを打ってみると、オフセンター(ラケットの端)で捉えてしまったショットが、まるで吸い付くように相手コートの深い位置へ返っていきます。「あ、ミスった」と思った瞬間に、ラケットが勝手に仕事を肩代わりしてくれる感覚。これが「魔法」と呼ばれる所以です。
特に2024年モデルでは、独自の振動吸収材「バイブロシールド」がさらに進化しており、不快な雑振動がほぼシャットアウトされています。テニス肘に悩んでいた筆者も、3時間の練習後に「まだ腕が軽い」と感じたのは衝撃的な体験でした。
【体験比較】LX800 vs LX1000 どっちが「買い」か?
LX800:攻めを忘れない、大人のオールラウンダー
ダンロップ LX800を打ってみて感じたのは、「魔法系なのにしっかり打てる」という絶妙なバランスです。
- ストローク: 110平方インチという大きめのフェイスサイズながら、振り抜きが非常にシャープです。自分からしっかりスイングしても、ボールが暴れすぎず、スピンが自然にかかってコートに収まります。
- ボレー: 面安定性が高く、相手の生きたボールをパシッと弾き返す感覚が心地よいです。
- こんな方に: 「楽はしたいけれど、自分からも攻撃的に打っていきたい」というダブルスプレイヤーに最適です。
LX1000:究極のアシスト、守備範囲を広げる守護神
一方で、ダンロップ LX1000は、まさに「究極の飛び」を追求した一本です。
- ストローク: スイングを止めるように当てるだけで、面白いように深く飛びます。脚力が落ちてきて守備範囲が狭くなったと感じている方でも、このラケットなら「届きさえすれば返せる」という自信が湧いてくるはずです。
- ボレー: 115平方インチの広大なスイートエリアは、ネット前での安心感が違います。ボレーボレーの際、相手の強打に対しても面をセットするだけで、柔らかいタッチでコントロールできました。
- こんな方に: 「とにかく体への負担を減らしたい」「ボレーで負けたくない」という、守備とタッチを重視する方に捧げたいモデルです。
スペックから見る選び方のポイント
| 特徴 | ダンロップ LX800 | ダンロップ LX1000 |
| フェイス面積 | 110 sq.in. | 115 sq.in. |
| 重量 | 255g | 255g |
| 打球感 | 適度な弾きとコシ | 圧倒的な柔らかさと飛び |
今作から両モデルとも全長が27.0インチのレギュラーサイズになったことで、取り回しの良さが劇的に向上しています。以前の長尺モデルで感じた「操作しにくさ」は一切なく、誰でもすぐに馴染める設計になっています。
性能を最大化するガットの選択
この魔法のような性能をさらに引き出すなら、ガット選びも重要です。
打球の柔らかさを極限まで高めたいなら、ナイロンマルチのダンロップ アイコニック・オールを45ポンド前後で張るのが王道です。もし、飛びすぎてしまうのを少し抑えたい場合は、ソフトなポリガットダンロップ エクスプロッシブ・スピードを42ポンド程度で試してみてください。驚くほど「掴んで飛ばす」感覚が研ぎ澄まされます。
まとめ:あなたのテニスライフを劇的に変える一本
ダンロップ LXシリーズは、単なる「初心者用」や「シニア用」ではありません。テニスをスマートに、そして何より怪我なく長く楽しむための、エンジニアリングの結晶です。
「もっと楽に、でも勝ちたい」。そんな欲張りな願いを叶えてくれるこのラケット。一度その魔法にかかれば、もう他のラケットには戻れないかもしれません。
まずは、自分のプレースタイルに合わせてダンロップ LX800かダンロップ LX1000を選び、コートでその「魔法」を体験してみてください。


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