サッカーを愛するすべてのプレーヤーにとって、スパイク選びは己の武器を選ぶのと同義です。数あるスパイクの中でも、私が現場で多くの選手に触れ、自らもピッチでその感触を確かめてきた中で、唯一無二の輝きを放っているのがasics DS LIGHT X-FLYシリーズです。
「まるで素足でボールを蹴っているようだ」
そんな月並みな表現では収まりきらない、緻密に計算された日本製の矜持。今回は、実際に履き潰してきた経験をもとに、最新のDS LIGHT X-FLY 5や、スピード特化型のDS LIGHT X-FLY PRO 2がなぜこれほどまでに支持されるのか、その真実を深掘りします。
なぜ「X-FLY」は一度履くと離れられなくなるのか
このスパイクの最大の魅力は、最高級のプラチナムカンガルーレザーによる圧倒的なフィット感です。新品の状態で足を入れた瞬間、革が吸い付くように馴染む感覚は、他の追随を許しません。
特に中足部のホールド感。柔らかいだけの革スパイクは、激しい切り返しで足が靴の中で遊んでしまいがちですが、asics独自の技術により、軽量性とサポート性が絶妙なバランスで共存しています。
【実機比較】X-FLY 5 と X-FLY PRO 2、どっちを選ぶべき?
多くのプレーヤーが悩むこの選択。私の実体験から言えば、判断基準は明確です。
- トータルバランスの「X-FLY 5」90分間走り続けるスタミナと、繊細なトラップ・パスを重視する中盤の選手や、安定した接地感を求めるディフェンダーには、DS LIGHT X-FLY 5が最適です。かかと周りの安定感が増しており、疲労が溜まった後半でも足がブレにくいのが特徴です。
- スピード狂の「X-FLY PRO 2」一方で、FWやサイドを切り裂くアタッカーなら迷わずDS LIGHT X-FLY PRO 2。アウトソールがより反発力を生む設計になっており、一歩目の爆発力が違います。カンガルーの質感はそのままに、さらなる軽量化を追求した「鋭い」一足です。
ミズノ「モレリア NEO」との決定的な違い
よく比較されるモレリア NEO IV。どちらも素晴らしいスパイクですが、履き比べると明確な思想の違いを感じます。
ミズノが「究極の裸足」を目指しているのに対し、asicsは「足を守りつつ、パフォーマンスを最大化する」という哲学が強い印象です。特に着地時の衝撃吸収や、かかとのホールド力に関してはasicsに一日の長があります。
失敗しないサイズ選びと足幅の魔法
asicsの強みは、そのラスト(足型)の豊富さです。
「ナロー(スリム)」「スタンダード(レギュラー)」「ワイド」と展開されているため、幅広な足の方も、逆に細身で靴選びに苦労している方も、自分だけの「正解」が見つかります。
カンガルーレザーは履くうちに必ず伸びるため、購入時は少しキツいと感じるくらいの「ジャストサイズ」を選ぶのが、最高のフィット感に育てるコツです。
最高のパフォーマンスは、足元への信頼から生まれます。
人工芝でも土でも、高い耐久性を誇るasics DS LIGHT X-FLYは、あなたの努力を裏切らない最高のパートナーになってくれるはずです。


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