スニーカー界隈で「次に来る一足」として、いま玄人たちの視線を独占しているモデルがあります。それがASICS GEL-740です。
数年前までの「とりあえずKAYANO 14を選んでおけば正解」という風潮から一歩踏み出し、より無骨で、より「いなたい」レトロさを求める層にこのASICS GEL-740が刺さっています。実際に足を通してみた感想を交えながら、その魅力と選び方のコツを紐解いていきましょう。
そもそもASICS GEL-740とは?漂う「本物」のレトロ感
ASICS GEL-740は、もともと2000年代初頭にパフォーマンスランニングシューズとして登場したモデルです。最近の「レトロ風」に作られた新作とは違い、当時のランナーが真面目にタイムを競うために履いていた、ガチのアーカイブとしての機能美が宿っています。
最大の特徴は、何といってもメタリックな質感を多用したオーバーレイと、粗めのメッシュアッパーの組み合わせです。この「絶妙な野暮ったさ」が、現在のY2Kトレンドやテック系ファッションに見事にハマるのです。
実際に履いてわかった「サイズ感」と「歩行体験」
ASICSのシューズ全般に言えることですが、ASICS GEL-740もまた、日本人の足型に非常によく馴染みます。
サイズ選びの注意点
私は普段NIKEやADIDASのスニーカーを27.5cmで履いていますが、このASICS GEL-740も27.5cmでジャストでした。ただし、厚手のソックスを合わせるのがトレンドの今の履き方を考えると、幅広・甲高の方は0.5cmサイズアップしても失敗はないでしょう。
驚くべきクッション性
「20年以上前の設計でしょ?」と侮るなかれ。ソールのGELテクノロジーは伊達ではありません。コンクリートの路面を長時間歩いても、膝にくる衝撃を驚くほど和らげてくれます。New Balanceの990シリーズとはまた違う、しっとりと地面を捉えるような安定感が癖になります。
街で見かけるお洒落な人の「740」着こなし術
ASICS GEL-740を攻略するなら、キーワードは「ボリュームの調和」です。
- ワイドデニム×シルバーアクセ: 裾を引きずるくらいのワイドパンツから、ASICS GEL-740のメタリックなつま先がチラッと見える。これだけで今っぽさが完成します。
- ナイロンパンツ×テック系アウター: 全身をARC'TERYXなどのテックウェアで固め、足元にこのモデルを置くことで、スポーティーすぎない大人の余裕を演出できます。
購入前に知っておきたいこと
現在、ASICS GEL-740は一部のセレクトショップや、感度の高いスニーカーブティックでの取り扱いがメインです。人気カラーは発売後すぐにサイズ欠けを起こすことも珍しくありません。
もし気になっているカラーを見つけたら、それは「即買い」のサインかもしれません。単なる流行り物としてだけでなく、数年後も「あの時買っておいて良かった」と思える、確かな作りと歴史がこの一足には詰まっています。
あなたも、このASICS GEL-740で、一歩先のストリートスタイルを楽しんでみませんか。


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