スニーカーの棚を見渡せば、派手なハイテクスニーカーがひしめき合っていますが、最近の私はどこか食指が動きませんでした。そんな時、ふと目に入ったのが、1980年代の空気を纏ったアシックスの一足。派手すぎないのに圧倒的な存在感、そしてどこか懐かしいあのフォルム。これこそが、今の私たちのスタイルに足りなかった「答え」だと確信しました。
なぜ今、asicsの80年代アーカイブが、感度の高い層から熱烈に支持されているのか。実際に愛用している私の体験を交えながら、その深すぎる魅力に迫ります。
1. 1986年の衝撃、αGELが変えた私の歩行体験
80年代のアシックスを語る上で絶対に外せないのが、1986年に登場したGT-IIです。私が初めてこのモデルに足を入れた時の衝撃は忘れられません。今の厚底シューズのような「バウンド感」とは違う、地面の硬さを忘れさせてくれるような「包容力のあるクッション性」。
これが世界で初めて「αGEL」を搭載したシューズの力なのかと、当時の技術者の情熱に思いを馳せてしまいました。レトロな見た目とは裏腹に、長時間歩いても疲れない実用性は、現代の都会生活においても最強の武器になります。
2. 「スプリットタン」という唯一無二の機能美
80年代後半に登場したGEL-LYTE IIIを初めて履いた際、誰もが驚くのがベロ(シュータン)が縦に大きく割れた構造です。最初は「これ、脱げやすくない?」と半信半疑でしたが、実際に紐を締めると驚くほど甲にフィットします。
足の甲への圧迫感がなく、それでいてしっかりとホールドされる感覚。このデザインが1990年前後のファッションシーンを席巻した理由が、数十年経った今、自分の足を通じて理解できました。デニムにもスラックスにも絶妙に馴染むこのボリューム感は、一度味わうと病みつきになります。
3. バッシュのDNAを日常に落とし込む贅沢
ランニングモデルだけではありません。私が最近特にお気に入りなのが、80年代のバスケットボールシューズをベースにしたEX89やJAPAN Sです。
正直、当時のバッシュは重くて硬いイメージがありましたが、現代に復刻されたこれらのモデルは驚くほど軽やか。コート上の熱狂を閉じ込めたようなクラシックなパネルデザインは、シンプルな白Tシャツに合わせるだけで、着こなしに「ストーリー」を加えてくれます。当時のプレイヤーたちが感じていたであろう高揚感を、街歩きで体験できるのは至福のひとときです。
4. 失敗しないための「サイズ選び」の教訓
アシックスの80年代モデルを検討している方に、私の失敗から得た教訓を一つお伝えします。それは「ハーフサイズアップ」を基本に考えること。
アシックスのレトロモデルは、欧米市場を意識して作られた経緯もあり、意外と横幅がタイトな傾向があります。私は最初、ジャストサイズを選んでしまい、少し窮屈な思いをしました。ゆとりを持ってGEL-LYTEシリーズを履きこなすなら、0.5cm大きめを選ぶのが、快適なレトロスニーカーライフを送るコツです。
まとめ:時代に流されない一足を、今
流行は移り変わりますが、80年代に磨き上げられた「機能のためのデザイン」は、決して色褪せることがありません。asicsのシューズは、単なる懐古趣味ではなく、現代をたくましく歩くための最高のパートナーになってくれます。
あなたの足元に、あの時代の情熱と、現代の快適さを一足添えてみませんか?
次は、あなたのファッションスタイルに合わせた具体的な「コーディネート例」を作成しましょうか?


コメント