90年代のハイテクスニーカーブームを肌で感じた世代なら、このシルエットを見ただけで胸が熱くなるはずです。今回スポットを当てるのは、アシックスの隠れた名作asics diablo gel。ダッドスニーカーのトレンドが落ち着き、より「本物志向」のレトロランニングが求められる今、この一足が再び脚光を浴びています。
私自身、数々のスニーカーを履き潰してきましたが、asics diablo gelを初めて足に注ぎ込んだ時の感覚は今でも忘れられません。現行の軽量モデルにはない「守られている感」と、地面を掴むような安定感。それはまさに、四半世紀の時を超えて届けられたラブレターのようでした。
1. 1995年の空気を纏う、無骨で繊細なデザイン
asics diablo gelの最大の魅力は、なんといってもその重層的なアッパーデザインにあります。メッシュとスエード、そしてレザーが複雑に重なり合うレイヤード構造は、最近のスリムなスニーカーにはない圧倒的な存在感を放ちます。
実際に履いて鏡の前に立つと、足元に程よいボリュームが出るため、ワイドパンツやカーゴパンツとの相性が抜群に良いことに気づかされます。それでいて、計算されたカッティングのおかげで、野暮ったくなりすぎないのが不思議なところ。大人のカジュアルスタイルに「ハズし」として取り入れるには、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
2. 「GEL」の恩恵をダイレクトに感じる履き心地
多くのユーザーが気になるのは、やはりそのクッション性ではないでしょうか。踵部分に搭載された「GEL」テクノロジーは、今の高反発素材のような「跳ねる」感覚とは異なり、衝撃をスッと吸収してくれるような「沈み込む」心地よさがあります。
週末に1万歩以上歩いてみましたが、足裏への負担が驚くほど少なく、夕方の疲労感が明らかに違いました。asics diablo gelは、単なる復刻版としての「見た目重視」な靴ではなく、当時からアスリートの足を支えてきたパフォーマンスモデルであったことを再認識させてくれます。
3. 購入前に知っておきたい!失敗しないサイズ選び
asics diablo gelを購入する際、最も注意すべきはサイズ感です。全体的にホールド感が強く、特に横幅や甲の部分がややタイトな作りになっています。
私は普段、他ブランドのスニーカーを27.0cmで履いていますが、このモデルに関しては「27.5cm(ハーフサイズアップ)」を選んで正解でした。厚手のソックスを履く場合や、ゆったりとしたフィット感を好む方なら、迷わずハーフサイズからワンサイズ上を検討することをおすすめします。履き込むうちにアッパーが馴染んでくるとはいえ、最初の窮屈さで失敗したくないですからね。
4. まとめ:一歩先を行くなら、今こそディアブロを
今や街中で見かけない日はないほど人気のブランドですが、あえて定番の「ゲルライト」ではなくasics diablo gelを選ぶ。その選択自体が、あなたのこだわりを雄弁に物語ってくれます。
「人とは違う、けれど確かな歴史と機能に裏打ちされた一足が欲しい」。そんなワガママな願いを叶えてくれるのが、このasics diablo gelというモデルです。一度その足を滑り込ませれば、90年代の熱狂と現代の快適さが融合した、唯一無二の体験が待っているはずですよ。


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