冬の訪れとともにランナーを悩ませるのが、路面の凍結や積雪です。「せっかく身についたランニング習慣を途絶えさせたくない」と思いつつも、普通のシューズで外に出れば、一歩目でツルッと滑ってヒヤリとした経験、あなたにもありませんか?
私もかつて、いつものジョギングシューズで雪道に挑み、見事に転倒して膝を強打した苦い思い出があります。それ以来、冬の相棒として信頼を置いているのがアシックスのスノーランニングシューズです。日本が誇るアシックスの技術は、過酷な日本の冬道にこそ真価を発揮します。
雪道でアシックスが手放せない3つの理由
雪道を走る際、最も重要なのは「グリップ力」「防水性」「保温性」の3点です。
まず、ソールの構造が全く違います。雪道専用のGEL-SNOWRIDE 2のようなモデルは、雪をしっかり噛んで排出する深い溝と、氷の上でも滑りにくい特殊なラバー素材を採用しています。一歩踏み出した時の「地面を掴んでいる感覚」は、夏用シューズとは比較になりません。
次に防水性です。雪解けの泥濘(ぬかるみ)を走ると、数分で靴下がびしょ濡れになり、体温が奪われて走る意欲が削がれます。そこで活躍するのがGORE-TEX(ゴアテックス)搭載モデルです。GT-2000 12 G-TXなどは、外からの水は完全にシャットアウトしつつ、足のムレは外に逃がしてくれるため、30分以上走り続けても足元は驚くほどドライなまま。この「濡れない」という安心感こそ、冬のモチベーション維持に不可欠なのです。
走る環境で選ぶ!おすすめモデルの使い分け
すべての雪道ランナーに同じ一足が合うわけではありません。ご自身の走る環境を想像してみてください。
圧雪路や本格的な雪国を走るなら、迷わずスノーランニング専用のGEL-SNOWRIDEシリーズを選んでください。冬専用のラスト(足型)が採用されており、厚手のソックスを履いても窮屈さを感じにくい設計になっています。
一方で、都心の不意な積雪や、雨混じりの霙(みぞれ)道を走る機会が多いのであれば、GEL-CUMULUS 25 G-TXのような防水ロードシューズが最適です。雪が消えた後の乾いたアスファルトでも違和感なく走れる汎用性があります。
もっとタフな状況、例えば凍った不整地やトレイルも視野に入れるなら、GEL-Trabuco 12のグリップ力が頼りになります。ゴツゴツとした岩場を想定したソールは、固まった雪の上でも抜群の安定感をもたらしてくれます。
雪道ランニングを120%楽しむためのコツ
シューズを新調したら、ぜひ試してほしいのが「足裏全体での着地」です。冬の道は路面状況が刻一刻と変化します。普段よりも歩幅を狭くし、重心を低く保つことで、アシックスのソールのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
また、意外と盲点なのが「首」の付く部位の保護です。良いシューズを選んだら、次はスノーゲイターを検討してみてください。シューズの履き口から入り込む雪を防ぐだけで、快適性はさらに向上します。
最後に
冬のランニングは、澄んだ空気と静寂な景色を独り占めできる最高の贅沢です。適切なギアさえあれば、雪は障害ではなく、新しい刺激に変わります。
アシックスの技術が詰まった一足で、今年は転倒の恐怖から解放され、真っ白な銀世界を駆け抜けてみませんか?その一歩が、春の自己ベスト更新へと繋がっているはずです。
ご自身の走るスタイルにぴったりの一足を見つけて、冬ならではのランニングライフを楽しんでください。


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