「そろそろタイヤの溝が限界だけど、結局どれを選べば正解なんだろう?」
2tクラスのトラックを転がすドライバーさんや、リフトアップしたジムニーで泥遊びを楽しむオフロード好きにとって、700R16というサイズは非常に馴染み深いものです。しかし、いざ交換しようとカタログを開くと、似たようなパターンの数字が並んでいて頭を抱えることも少なくありません。
私自身、以前仕事で使っていた小型トラックのタイヤ選びで、「どれも同じだろう」と安易に決めてしまい、雨の日のグリップ不足やロードノイズの激しさに後悔した経験があります。そんな実体験を踏まえ、今回は信頼のブランド、ダンロップに絞って700R16の選び方を深掘りします。
迷ったらこれ!商用車・トラック向けの鉄板モデル
仕事で毎日距離を稼ぐなら、重視すべきは「耐摩耗性」と「燃費」です。ここで外せないのがSP185です。
このタイヤはいわゆる「ミックス溝(リブラグ)」と呼ばれるタイプで、舗装路でのスムーズな走りと、ちょっとした現場の未舗装路でもしっかり地面を噛んでくれる安心感を両立しています。実際に履き替えてみると分かりますが、走り出しの軽さと、ブレーキを踏んだ時の「ググッ」と止まる剛性感が非常に頼もしい。長距離を走るほど、その疲れにくさと経済性に気づかされるはずです。
冬場の走行が想定される地域であれば、早めにSP LT01への履き替えを検討しましょう。スタッドレスとしての基本性能の高さはもちろん、荷重がかかった状態でも腰砕けにならないケース剛性は、さすがダンロップといった仕上がりです。
遊び倒したいジムニー乗りに贈る、泥の王者
一方で、ジムニーを愛するオフロード乗りにとって、700R16は「戦闘力を上げるためのサイズ」ですよね。そんな猛者たちに圧倒的な支持を得ているのがGRANDTREK MT2です。
特に「ワイドタイプ」ではなく、この700R16のような細身で外径があるタイプは、泥濘地で深く沈み込まずに底の硬い層を捉える、いわゆる「ピザカッター」的な威力を発揮します。林道を走っている際、他のタイヤが泥を詰まらせて空転するような場面でも、GRANDTREK MT2なら力強く泥を排出しながら前へ進んでくれます。見た目の無骨さも相まって、愛車の表情がガラリと変わる快感は代えがたいものがあります。
失敗しないための「チューブ」に関する注意点
700R16を選ぶ際に絶対に忘れてはいけないのが、自分のホイールが「チューブタイプ(TT)」なのか「チューブレス(TL)」なのかという点です。最近の主流はチューブレスタイヤですが、古い車両や一部の特殊ホイールではチューブが必要です。
「安かったから」とネットで飛びついたら、自分の車に適合しないタイプだった……なんて失敗は目も当てられません。購入前には必ず現車の刻印を確認するか、プロに相談することをおすすめします。
賢く買って、長く付き合う
タイヤは決して安い買い物ではありません。少しでも安く抑えるならネット通販が有利ですが、送料や持ち込み工賃を含めたトータルコストで判断しましょう。
新しいダンロップのタイヤに履き替えた直後の、あの「路面を吸い付くような感覚」は、安全運転への一番のスパイスになります。あなたの用途にぴったりの1本を見つけて、快適なカーライフを手に入れてください。


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