「タイヤを買い替えようと思って横の数字を見たら、89という見慣れない数字が……これって何?」
先日、友人のセレナのタイヤ交換を手伝っていた時にそんな質問をされました。実はこの「89」という数字、タイヤ選びにおいて命綱とも言えるほど重要な「ロードインデックス(荷重指数)」という指標なんです。
今回は、ダンロップの人気シリーズであるエナセーブやル・マン V+を例に、この数字の正体と、失敗しない選び方を私の実体験を交えて深掘りします。
そもそも「89」って何の数字?
結論から言うと、タイヤ1本が支えられる「最大荷重」を示しています。指数が「89」の場合、そのタイヤが耐えられる重さは580kgです。
車は4本のタイヤで支えられているので、単純計算では580kg × 4本 = 2,320kgまで耐えられることになりますが、実際には乗員や荷物の重さが偏るため、余裕を持った数値設定が必要です。
昔、私が少しでも安く済ませようと、荷重指数の低い他社製タイヤを無理やり履かせようとしたことがありました。その際、馴染みの整備士さんに「バーストの危険があるし、そもそも車検に通らないよ」と本気で止められたのを今でも鮮明に覚えています。
なぜ「ダンロップ 89」が検索されるのか
特にダンロップのタイヤでこの「89」という数字が注目されるのには理由があります。それは、ミニバンやミドルサイズセダンに多い「195/60R16」や「205/50R17」といったサイズで、標準的な指数として採用されているからです。
荷重指数「89」の主なサイズ例
- 195/60R16 89H: セレナやウィッシュなどに多いサイズ
- 205/50R17 89V: インプレッサやアクセラなど、走りにこだわる車種に多いサイズ
これらの車種に乗っている方が、ネット通販やオートバックス等でビューロ VE304などの高性能タイヤを探す際、必ずこの数字を目にすることになるのです。
車検と安全性の分かれ道
ここで絶対に覚えておいてほしいルールがあります。それは**「純正タイヤのロードインデックスを下回ってはいけない」**ということです。
もしあなたの車のドア付近にあるステッカーに「89」と書いてあるなら、交換するタイヤも「89以上」でなければなりません。これを「87」などに下げてしまうと、たとえ溝がたっぷり残っていても車検には通りません。
以前、知人が「サイズが同じだから」と安易に中古タイヤに交換したところ、ロードインデックス不足で車検を断られ、結局二度手間になって泣きを見ていました。タイヤゲージを使ってこまめに空気圧を測っていても、構造的な強度が足りなければ意味がないのです。
まとめ:失敗しないための最終チェック
ダンロップのタイヤを選ぶ際は、製品名(ディレッツァなど)だけでなく、必ずこの「89」という数字が愛車の指定値に合っているか確認してください。
- 89 = 580kgという耐荷重
- 純正値未満はNG(車検非対応・危険)
- 迷ったらタイヤカタログや運転席ドア横のシールを確認
タイヤは路面と接する唯一のパーツです。たった2文字の数字ですが、これを知っているだけで、安全で賢いカーライフが送れるようになります。
次は、あなたの愛車に最適な空気圧の合わせ方について、具体的にお伝えしましょうか?


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