「スタッドレスに履き替えるほどでもないけれど、雪が降ったら困る……」そんな都市部特有の悩みを抱えていた私が、意を決してダンロップ オールシーズンマックス AS1を導入してからのリアルな体験と、プロの視点から見た性能の限界を本音で語ります。
雪道でのグリップ力は想像以上?実際に走って感じた本音
結論から言えば、ダンロップ オールシーズンマックス AS1は、都心で降るようなシャーベット状の雪や、うっすら積もった圧雪路面であれば、拍子抜けするほど普通に走れます。
初めて雪道を走った際、ブレーキを踏むたびに「ABSが作動するかも」と身構えていましたが、ググッと路面を掴む感触があり、夏タイヤとは比較にならない安心感がありました。急な坂道での発進も、丁寧にアクセルを開ければ空転することなくスムーズ。これ一本で冬を越せるという確信を得た瞬間でした。
凍結路面(アイスバーン)だけは「別物」と心得よ
ただし、万能ではありません。路面がピカピカに凍った「アイスバーン」では、スタッドレスタイヤのような粘りはありません。横滑りを感じるシーンもあり、過信は禁物だと痛感しました。あくまで「雪道を走れる夏タイヤ」であって、「氷上を制するタイヤ」ではない。この境界線を理解できるかどうかが、安全に使いこなす鍵となります。
夏タイヤとしての実力:静粛性とハンドリングの意外な落とし穴
オールシーズンタイヤは「うるさい」というイメージを持たれがちですが、ダンロップ オールシーズンマックス AS1の静粛性は驚くほど高いです。
- ロードノイズ: 窓を閉めていれば、夏タイヤとの違いを指摘できる人は少ないでしょう。
- ドライ走行: ハンドルを切った時の反応もクイックで、オールシーズン特有の「グニャッ」とした腰砕け感は最小限に抑えられています。
雨の日の排水性(ウェットグリップ)も非常に高く、ゲリラ豪雨の高速道路でも水たまりを切り裂くような安定感があったのは嬉しい誤算でした。
寿命(耐摩耗性)はどう?3万キロ走って見えた摩耗のリアル
タイヤ代を浮かせたいユーザーにとって、最も気になるのが「寿命」です。私はダンロップ オールシーズンマックス AS1を履いてから約3万キロ走行しましたが、溝の減り方は一般的な夏タイヤと遜色ありません。
ダンロップ独自のロングライフ技術のおかげか、コンパウンドが極端に柔らかすぎることもなく、年中履きっぱなしでも「夏場にゴリゴリ削れる」という感覚はありません。年2回の履き替え工賃や、重いタイヤを運ぶ腰の痛み、そしてベランダのスペースを占領していた保管のストレスから解放されたことを考えると、コスパは最強と言わざるを得ません。
【判定】あなたが選ぶべきはどっち?
実際に使い倒した結果、ダンロップ オールシーズンマックス AS1が最高の相棒になるのは以下のような人です。
- 雪が降るのは年に数回、積もっても数センチの地域に住んでいる。
- マンション住まいでタイヤの保管場所がない。
- スキー場には行かないが、冬場の遠出での「突然の雪」への保険が欲しい。
逆に、氷点下が続く地域や、路面が日常的に凍結するエリアの方は、迷わずスタッドレスタイヤを選んでください。自分のライフスタイルに「本当に必要な性能」を見極めること。それが、賢いタイヤ選びの正解です。


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