ゴルフ練習場に足を踏み入れた瞬間、打席に用意されたボールの山を見て「お、今日は良いボールだな」と気分が上がった経験はありませんか?実は、練習場の満足度を左右する隠れた主役こそがレンジボールです。その中でも圧倒的なシェアと信頼を誇るのがダンロップのレンジボール。今回は、単なる消耗品を超えたダンロップの魅力と、それぞれのモデルがもたらす「打感のリアル」について、コースボールとの違いを交えて深掘りします。
なぜ練習場は「ダンロップ」を選びたがるのか
全国各地の練習場を巡っていると、スリクソンやゼクシオのロゴが入ったボールに出会う確率が非常に高いことに気づきます。経営側の視点で見れば、ダンロップのボールはとにかく「タフ」です。何千回、何万回とショットの衝撃に耐え、自動回収機の中で揉まれても、表面の光沢や刻印が消えにくい。この耐久性の高さは、常に綺麗なボールで打ちたいというゴルファーの心理を絶妙に満たしてくれます。
モデル別に見る「打感と飛び」のリアルな正体
1. スリクソン(SRIXON)レンジボール
アスリート志向のゴルファーが泣いて喜ぶのがこのモデル。アイアンでダウンブローに入れた時の「シュパッ」という吸い付くような打感は、練習場であることを忘れさせてくれます。コースでスリクソン Z-STARを使っている人なら、違和感なくスイングの調整ができるはず。スピン量も安定しているため、ウェッジでの距離感が狂いにくいのが最大の特徴です。
2. ゼクシオ(XXIO)レンジボール
高級感を重視するゴルフ練習場や、シニア・レディース層が多いレンジでよく見かけます。打感は驚くほどソフト。ゼクシオ特有の弾き感があり、非力な方でも「飛んでいる」という爽快感を味わえます。肘や手首への衝撃もマイルドなので、ついついカゴいっぱいのボールを追加注文したくなるような、中毒性のある打ち心地です。
3. DDH・1ピースボール
コストパフォーマンスを追求したモデルですが、ダンロップ品質は健在です。やや硬めの打感ではありますが、芯を食った時の手応えは明確。スクールでの大量使用や、とにかく球数を打ち込みたいストイックな練習には最適の相棒と言えるでしょう。
コースボールとの「5〜10%」の差をどう埋めるか
練習場でダンロップのレンジボールを打っていて、「あれ、いつもより飛ばないな?」と感じたら、それは設計通りの証拠です。多くのレンジボールは、狭い練習場でのネット越えを防ぐために飛距離を5〜10%程度抑えています。
しかし、ダンロップの凄いところは、初速や打ち出し角をコースボールに極限まで近づけている点にあります。飛距離の数字だけにとらわれず、「どのような弾道で飛び出しているか」をチェックすることで、本番さながらのシミュレーションが可能になるのです。
結局、どのボールが「正解」なのか
もしあなたが練習場オーナーなら、利用者の層を思い浮かべてみてください。若手や中級者が多いならスリクソン、接待やマダム層が多いならゼクシオ。この選択一つで、練習場の「格」が決まると言っても過言ではありません。
また、個人で練習に励むゴルファーにとっても、設置されているダンロップのモデルを知ることは上達の近道。ボールの特性を理解して打つ一球は、何も考えずに打つ百球よりも価値があります。次に練習場へ行く時は、ぜひ足元のボールのロゴをじっくり眺めてみてください。そこにはダンロップが長年培ってきた、ゴルフ愛へのこだわりが詰まっているはずです。


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