「ツーリングの後半、いつも肩や腰がバキバキになる……」そんなライダーの悩みに終止符を打つタイヤが、ついに完成形を迎えた印象です。今回ご紹介するのは、ダンロップが放つ渾身のスポーツツーリングタイヤ、ロードスマート4です。
実際に履き替えて数千キロ、峠から雨の高速道路まで走り抜いた筆者が、その「疲れ知らず」な実力と、気になるライフ(寿命)について本音で語ります。
まるでバイクが軽くなった?「疲れにくさ」の正体
ロードスマート4を装着して走り出した瞬間に驚くのが、ハンドリングの圧倒的な軽快さです。大型バイク特有の「よっこらしょ」という寝かし込みの重さが消え、視線を向けた先へとスッと吸い込まれるように曲がっていきます。
これは新採用の「キャンバースラスト・チューニング」による恩恵でしょう。無理にこじらなくても自然に曲がってくれるため、ワインディングを数時間走り続けても、腕の疲労感がこれまでとは全く違います。「走る楽しさ」と「楽さ」が絶妙なバランスで共存しているのです。
荒れた路面も怖くない、魔法のような吸収力
ロングツーリングでは、避けて通れないのが荒れたアスファルトや段差です。ロードスマート4には、衝撃吸収性を高める「IPT」という技術が投入されています。
実際にギャップを乗り越えた際、突き上げの角が丸められたような、しなやかな感触に驚かされました。サスペンションをグレードアップしたかのような乗り心地の良さは、長時間シートに座り続けるライダーにとって最高の救いになります。
雨の日の安心感と、気になる「寿命」の実態
ツーリングタイヤに求められる宿命、それは「雨天性能」と「ライフ」の両立です。
- ウエット性能: 新コンパウンドのおかげで、濡れた路面でもフロントの接地感がしっかり伝わります。冷え切った朝一番の走り出しでも不安が少なく、ベテランライダーでも納得の安心感です。
- 寿命(ライフ): 筆者の乗り方では、5,000km走行後もセンターの溝は十分に残っており、15,000km近くは狙える手応えがあります。前作以上に「偏摩耗」に強く、美味しい時期が長く続くのがロードスマート4の真骨頂と言えるでしょう。
ライバル比較:Road 6やT32と何が違う?
多くのライダーが迷うのが、ミシュランの「Road 6」やブリヂストンの「T32」との違いではないでしょうか。
個人的な感覚では、ウエット性能に全振りするならミシュランですが、日本のワインディングを軽快に、かつ路面のノイズを忘れて優雅に旅をしたいなら、間違いなくロードスマート4に軍配が上がります。この「しっとりとした接地感」と「軽快な旋回性能」の両立は、ダンロップ独自の味付けです。
結論:どんなライダーにおすすめか
ロードスマート4は、ただの消耗品ではなく「バイクをアップデートするパーツ」です。
- 週末の1日500km超えツーリングが当たり前の方
- 最近、長距離を走ると翌日に疲れが残ると感じる方
- 峠道をもっと軽やかに、安全に楽しみたい方
もしあなたがこれらに当てはまるなら、次のタイヤ交換でロードスマート4を選んで後悔することはないはずです。走り終えたあとの「まだ走り足りない」という感覚、ぜひあなたも愛車で体感してみてください。


コメント