「ボールがアウトばかりでコートに収まらない」「プロのような、ベースライン際で急降下するエグいスピンを打ちたい」と悩んでいませんか?現代テニスの必須技術であるワイパースイングは、コツさえ掴めば一般プレーヤーでも強力な武器になります。
しかし、間違った解釈で練習すると、ボールが浅くなったり、最悪の場合は手首や肘を痛めてしまうリスクもあります。私自身、独学で挑戦した当初は「ただ撫で上げるだけ」になってしまい、威力のないチャンスボールを量産して苦しんだ経験があります。
この記事では、実体験に基づいた「本当に打球が変わる」ワイパースイングの習得法を徹底解説します。
ワイパースイングとは?強烈なトップスピンの正体
ワイパースイングとは、車のフロントガラスを拭くワイパーのように、インパクトの前後でラケットヘッドを扇形に動かすスイング軌道のことです。
最大のメリットは、圧倒的な「回転量」です。ネットの高い位置を通しても、マグヌス効果によってボールが急降下し、相手の足元へ沈ませたり、ベースライン際で急激に跳ね上がらせたりすることが可能になります。
ただし、ここで多くの人が陥る罠があります。それは「横に振ること」ばかりを意識して、ボールを前に押す推進力を忘れてしまうことです。
【体験談】私が陥った「ワイパースイングの失敗」と克服のポイント
私がワイパースイングを練習し始めた頃、とにかくラケットをこすり上げることに集中していました。その結果、回転はかかるものの、飛距離が出ずにネットを越えない、あるいはネットを越えても相手に打ち込まれる「死んだボール」になってしまいました。
この壁を乗り越えるために気づいた、3つの重要なポイントを共有します。
1. 「厚い当たり」の後に「ワイパー」を加える
スイングの基本は、あくまで後ろから前へのスイングです。ボールの芯を捉える「厚い当たり」のインパクトの瞬間に、前腕を内側にひねる(回内動作)ことで初めて、生きたスピンが生まれます。
2. 脱力が9割!グリップは「添えるだけ」
「回転をかけよう」と力むと、手首が固まり可動域が狭くなります。私はテニス グリップテープを新調し、指の第一関節で軽く引っ掛ける程度の力加減を意識しました。これだけでラケットヘッドの走りが劇的に良くなります。
3. 肘を支点にせず、肩からの連動を意識する
肘だけでワイパーの動きを作ろうとすると、一発でテニス肘になります。私はエルボーサポーター テニスを常用していた時期もありましたが、体幹からの連動を意識し、フォロースルーでラケットが反対側の脇の下に収まるように意識を変えてから、痛みなく鋭い回転が打てるようになりました。
最速で感覚を掴む!3ステップ練習法
STEP1:ショートラリーで「撫でる」感覚の養成
まずはサービスライン付近に立ち、ゆったりとした動作でボールの右斜め上を撫でる練習をします。ここでボールがネットを越えてから急激に落ちる感覚を指先に覚え込ませます。
STEP2:下から上へのスイング軌道の確認
膝をしっかり使い、低い打点からでも「ボールを一度持ち上げてから落とす」イメージで振ります。この際、テニスボール 練習用を大量に用意し、フォームを崩さず反復することが近道です。
STEP3:高い打点からのワイパースイング
慣れてきたら、肩の高さくらいの打点でワイパースイングを使ってみましょう。高い打点からコートの隅へ叩き込むショットは、シングルスでもダブルスでも決定打になります。
道具選びも重要な要素
ワイパースイングを極めるなら、道具のサポートも無視できません。特にガットの性能は重要です。
スピン性能を重視するなら、ヨネックス ポリツアープロやバボラ ブラストのような、表面の滑りが良く「スナップバック」が起きやすいポリエステルガットが適しています。また、ラケット自体もバボラ ピュアアエロのような、空気抵抗を抑えてスイングスピードを上げやすいモデルを選ぶと、より恩恵を感じやすいはずです。
まとめ
ワイパースイングは、決して力任せに振り回す技術ではありません。正しい体の使い方と、インパクトの瞬間の繊細なタッチが組み合わさって初めて完成します。
最初はボールが浅くなるかもしれませんが、根気よく「厚い当たり」と「回転」のバランスを探ってみてください。一度コツを掴めば、あなたのショットは相手にとってこれまでにない脅威となるでしょう。
さあ、次の練習ではテニスバッグにラケットを詰め込んで、コートで新しい感覚を試してみてください。


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