「結局、自分にはどのダンロップが合うんだろう?」
ゴルフショップの棚に並ぶゼクシオ(XXIO)の輝きと、スリクソン(SRIXON)の精悍な佇まい。ダンロップという巨大ブランドを前に、多くのゴルファーがこの贅沢な悩みに直面します。私自身、かつては「まだ100も切っていないのにスリクソンなんて生意気かな」とか、「ゼクシオはシニア向けじゃないのか」という先入観に振り回された一人です。
しかし、実際にコースで打ち比べ、その設計思想に触れてみると、ダンロップほど「ゴルファーの成長段階」に寄り添ってくれるブランドはないことに気づかされます。今回は、忖度なしのリアルな体験をもとに、後悔しないクラブ選びの核心に迫ります。
圧倒的人気の2大看板、その「性格」を解剖する
ダンロップを語る上で、ゼクシオとスリクソンの棲み分けを理解することは避けて通れません。
ゼクシオを一言で表すなら「オートマチックな優しさ」です。初めてゼクシオ 13を試打したとき、芯を外した自覚があったのに、ボールがまっすぐ高く上がっていく感覚には驚かされました。独自の空力コントロール技術「ActivWing」のおかげか、ダウンスイングでのヘッドの安定感が抜群なんです。
一方でスリクソンは「意のままに操る快感」を追求しています。例えば、スリクソン ZX5 Mk II。これは単に難しいモデルではありません。ミスへの寛容性を保ちつつも、フェースのどこに当たったのか、どの方向に打ち出したのかを掌に鮮明に伝えてくれます。「次はこう打とう」と思わせてくれる、上達を促す相棒と言えるでしょう。
【レベル別】今、選ぶべきダンロップはこの一本
多くのクラブを振り抜いてきた経験から、レベル別の最適解を導き出しました。
初心者・シニア・楽に飛ばしたい方
迷わずゼクシオ 13を手に取ってください。あの独特の「チーン」という爽快な打音は、緊張しがちな朝イチのティーショットで最高の精神安定剤になります。軽い力でヘッドが走るので、後半の疲れが出る時間帯でも飛距離が落ちにくいのが最大のメリットです。
100切り目前、さらなる高みを目指す中級者
今、最も熱いのがゼクシオ エックス(XXIO X-eks-)です。「ゼクシオの優しさは欲しいけれど、おじさん臭いのは嫌だ」という欲張りなニーズに完璧に応えています。カチャカチャ(弾道調整機能)も付いており、自分のスイングの変化に合わせてカスタマイズできるのが強みです。
あるいは、少し背伸びをしてスリクソン ZX5を選ぶのも手です。プロも使用するモデルですが、実際に打ってみると驚くほどボールが上がります。
競技志向・操作性を重視する上級者
ターゲットをピンポイントで狙いたいなら、スリクソン ZX7や、シャープな形状のZ-FORGED IIが候補に挙がります。特にアイアンの「Tour V.T. Sole」は、ラフからの抜けが凄まじい。厳しいライからでも「あ、これなら抜ける」という確信を持って振り抜ける感覚は、スコアメイクにおいて何物にも代えがたい武器になります。
スペック以上に大切な「顔」と「音」のフィーリング
カタログスペックの数値はもちろん大切ですが、最後は自分の感性を信じてください。
アドレスしたときに「この顔ならミスしなそう」と思える安心感。インパクトで耳に届く、心地よい残響。ダンロップのクラブは、五感に訴えかける作り込みが秀逸です。
私は以前、スペックだけで選んだ他社製のハードなドライバーで調子を崩したことがありました。しかし、ダンロップのフィッティングを体験し、自分のスイングテンポに合ったカーボンシャフトのしなりを感じた瞬間、ゴルフが再び楽しくなりました。
まとめ:あなたのゴルフ人生を豊かにする一本を
ダンロップのクラブは、単なる道具ではありません。あなたのミスをカバーし、上達を喜び、共にコースを攻略するパートナーです。
まずはゼクシオの優しさに身を委ねるのか、それともスリクソンと共に技を磨くのか。どちらを選んでも、そこには「メイド・イン・ジャパン」の誇りが詰まった最高の体験が待っています。ぜひ、試打会場でその一打を感じてみてください。あなたのゴルフが劇的に変わる瞬間は、すぐそこにあります。


コメント