「今度の週末、海外の友人とテニスをすることになった」「海外旅行中に現地のテニスクラブに飛び入り参加してみたい」……そんな時、真っ先に頭に浮かぶのは「テニスの専門用語やマナーを英語でどう伝えればいいのか?」という不安ではないでしょうか。
単語自体は「Tennis」ですが、実際のコート上では教科書には載っていないような生きた表現が飛び交います。今回は、私が実際に海外のクレーコートで冷汗をかきながら学んだ「実戦で本当に役立つテニス英語」を、経験談を交えて網羅的に解説します。
「テニス」の基本英語と意外と知らない語源
テニスは英語で「Tennis」と書き、発音はカタカナの「テニス」に近いですが、最初の「Te」にアクセントを置くのがコツです。「テニスをする」は「play tennis」ですが、現地のテニス仲間との会話ではもっとカジュアルに「Hit some balls(ボールを打つ)」という表現がよく使われます。
ちなみに、テニスの語源はフランス語の「Tenez(トゥネ:さあ、取ってみろ!)」だと言われています。中世の貴族たちがサーブを打つ際に相手に掛けた言葉が、巡り巡って現在の競技名になったという背景を知ると、一打一打に少し歴史の重みを感じますね。
準備万端!テニス用具とコートの種類を英語で
試合の前に、まずは道具の準備です。ラケットのガットが切れてしまった時や、新しいグリップテープが欲しい時に役立つ用語をまとめました。
- Racket(ラケット): tennis racket
- Strings(ストリング・ガット): tennis string
- Grip tape(グリップテープ): tennis grip tape
- Tennis balls(テニスボール): tennis balls
コートの種類も、英語では「Surface(サーフェス)」と呼びます。
- Clay court(クレーコート): 土のコート。
- Grass court(グラスコート): 芝のコート。
- Hard court(ハードコート): コンクリートなどの硬いコート。
試合でそのまま使える!「生きた」実戦フレーズ集
私が初めて海外の試合に出た際、最も戸惑ったのが「セルフジャッジ」のやり取りでした。審判がいない草トーナメントでは、自分の意思を英語でハッキリ伝える必要があります。
試合開始前のやり取り
- “Do you want to warm up for 5 minutes?”(5分間アップしませんか?)
- “Would you like to spin the racket?”(ラケットを回してサーブ権を決めますか?)
独特なカウントの数え方
テニスのスコアは独特です。0点は「Zero」ではなく「Love」と呼びます。これには諸説ありますが、卵の形が0に似ていることから、フランス語で卵を意味する「l’oeuf」がなまったものだと言われています。
- 15-all: フィフティーン・オール(両者15点)
- Deuce: デュース(40-40の同点)
- Ad-in: アドバンテージ・サーバー(サーバーがリード)
- Ad-out: アドバンテージ・レシーバー(レシーバーがリード)
判定を伝える(セルフジャッジ)
海外では、曖昧な態度は禁物です。
- “Out!” / “Long!”(アウトの時)
- “Just in!”(際どいけれど入っている時)
- “Two bounces”(相手が2バウンドで打った時)
もし相手のボールがライン際で判断に迷ったら、正直に「I’m not sure. Let’s play a let.(よく見えなかったので、やり直しましょう)」と言うのが紳士的なマナーです。
海外のテニスコートで学んだ「コミュニケーションの極意」
テニスは「マナーのスポーツ」と言われますが、英語圏のコートでは言葉によるコミュニケーションが日本以上に重視されます。
私が特に印象に残っているのは、相手が素晴らしいショットを打った時の反応です。日本では黙って会釈することが多いですが、英語圏では間髪入れずに “Nice shot!” や “Too good!” と声を掛け合います。
また、ミスをした時も “My bad!”(ごめん、今の私のミスだ)や、ダブルスのペアに対して “Good try!” と励ますことで、コート上の空気が劇的に良くなります。たとえ英語が完璧でなくても、こうした短いフレーズを笑顔で発するだけで、現地のプレイヤーとの距離は一気に縮まります。
まとめ:テニス英語は「伝えようとする気持ち」から
テニスを英語で表現することは、単なる翻訳作業ではありません。スコアの数え方からジャッジの伝え方、そして相手へのリスペクトを込めた称賛まで、すべてがゲームの一部です。
まずは tennis wristband を身につけ、お気に入りのラケットを持って、コートへ飛び出してみてください。今回紹介したフレーズを一つでも使えば、そこには言葉の壁を超えた、テニスを通じた新しい世界が広がっているはずです。
「Nice hit!」――あなたの次の試合が、素晴らしい交流の場になることを願っています。


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