愛車のスーパーカブ110で日本中を旅したり、日々の通勤で雨の日も風の日も走り倒していると、避けて通れないのがタイヤ交換の悩みです。特にフロントタイヤの標準サイズである「70/90-17」は、選択肢が多いようでいて、実は「結局どれが一番いいの?」と迷路に迷い込みやすいサイズでもあります。
私自身、これまで何度もタイヤを履き潰してきましたが、最終的に行き着くのはやはり信頼のダンロップでした。今回は、実際に使って分かった感触を交えながら、用途別に最適な一本をご紹介します。
迷ったらこれ、絶対的な安心感のD107
カブの納車時に付いている「純正タイヤ」としてのイメージが強いD107ですが、実はこれ、ビジネスタイヤの完成形だと思っています。
初めて自分で交換した時、その驚異的な寿命の長さに感動しました。毎日往復30kmの通勤でハードに使っても、なかなか溝が減りません。路面が濡れている時の排水性もしっかりしており、マンホールの上でヒヤッとする場面が格段に少ないのが特徴です。「こだわりはないけれど、絶対に失敗したくない」という方には、このD107を選んでおけば間違いありません。
走りの質を変えたいならD104
「仕事用じゃなくて、もっと軽快に街中を走りたい」という時に選んだのがD104でした。
D107に比べると、心なしかハンドリングが軽くなる印象があります。コーナーを曲がる際のスッと倒れ込む感覚が心地よく、いつもの通勤路が少しだけ楽しくなる、そんなタイヤです。センターの溝が深いので、ゲリラ豪雨に見舞われた際もしっかりと地面を掴んでくれる心強さがありました。
ハンターカブ乗りなら一度は試すべきD604
キャンプツーリングや、ちょっとした未舗装の林道に踏み込みたいなら、迷わずD604を推します。
見た目がいわゆる「ブロックタイヤ」風になるので、装着した瞬間に愛車がタフな顔つきに変わるのがたまりません。驚いたのはオンロードでの静粛性です。この手のタイヤは走行中のノイズが気になりがちですが、D604は非常に静か。オンロード8割、オフロード2割という、現代のカブ乗りのリアルな遊び方に完璧にマッチしています。
攻めの走りに応えるハイグリップTT900GP
「カブでワインディングを楽しみたい」というニッチな要望に応えてくれるのが、泣く子も黙るハイグリップタイヤTT900GPです。
正直、寿命は他のモデルに比べれば短いです。しかし、路面に吸い付くようなグリップ力は別格。ブレーキをかけた時の安心感や、コーナリング中の安定性は、同じ70/90-17サイズとは思えないほどのパフォーマンスを見せてくれます。安全マージンを広げたいという目的で選ぶのも、大いにアリな選択肢です。
まとめ:あなたの「走り」に最適な一本を
タイヤ選びは、自分のライフスタイルを映し出す鏡のようなものです。
タイヤ一つで、バイクの性格は驚くほど変わります。次に走り出す時は、新しくなったダンロップのタイヤが、あなたをより遠く、より安全な場所へ運んでくれるはずです。交換の際は、忘れずにタイヤチューブやリムバンドの状態もチェックして、万全の状態で走り出しましょう。


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