「このタイヤ、まだ使えるのかな?」と不安になったことはありませんか。中古車を購入した時や、ガレージに眠っていたスタッドレスタイヤを引っ張り出した時、真っ先に確認すべきなのがタイヤの「年式(製造年週)」です。
見た目が黒々としていて溝が残っていても、ゴムの寿命が切れていれば、雨の日のブレーキ性能は驚くほど低下します。今回は、私が長年カーライフの中で実践してきた、ダンロップタイヤの製造年を正確に見極める方法と、交換時期のシビアな判断基準をシェアします。
意外と簡単!ダンロップタイヤの年式を確認する方法
タイヤの側面(サイドウォール)をじっくり眺めてみてください。複雑な記号や数字が並んでいますが、年式を知るための手がかりは、少し窪んだ楕円形の中に刻まれた「4桁の数字」にあります。
例えば、そこに**「1223」**という数字があったとしましょう。これは以下のように読み解きます。
- 後半の2桁(23):製造年(2023年)
- 前半の2桁(12):その年の何週目に作られたか(12週目=3月下旬頃)
つまり、「2023年の3月頃に工場で生まれたタイヤ」ということになります。この読み方はダンロップだけでなく、現在の主要なタイヤメーカーで共通のルールですが、ダンロップの場合は文字がはっきりしていて比較的読み取りやすいのが特徴です。
もし片面を探しても見当たらない場合は、反対側に刻印されている可能性が高いので、ハンドルをいっぱいに切るか、車の下から覗き込んでみてください。
溝があっても要注意?プロが教える「交換」のデッドライン
「溝が残っているから大丈夫」という過信は、実は一番危険です。ゴムは生ものです。時間が経てば、たとえ走っていなくても酸化して硬くなります。
1. 使用開始から5年、製造から10年が目安
ダンロップ公式でもアナウンスされていますが、タイヤは使用開始から5年経過すると、ゴムの柔軟性が著しく失われます。製造から10年経ったタイヤは、外観に異常がなくても安全のために交換を強くおすすめします。
2. 「ひび割れ」は末期症状
サイドウォールを指で押してみて、細かい亀裂(クラック)が入っていませんか?これはゴムの油分が抜けた証拠です。この状態で高速道路を走るのは、いつバーストしてもおかしくない爆弾を抱えているようなものです。
3. スタットレスはさらにシビアに
冬用タイヤのウインターマックスなどは、氷の上で止まるための「柔らかさ」が命です。硬度計で測るのが一番ですが、指の腹で押して「カチカチ」と感じたら、年式が新しくてもスタッドレスとしての機能は終わっています。
ネット通販や中古購入で失敗しないために
最近はAmazonなどで安くタイヤを購入し、持ち込みで交換するスタイルが定着しました。ここで気になるのが「届くタイヤの年式を選べない」というリスクです。
私の経験上、大手販売店であれば、極端に古い在庫(2年以上前など)が届くことは稀です。しかし、もし届いたタイヤが1年前の製造だったとしても、適切に倉庫保管されていれば性能に差はありません。むしろ、製造直後の「油分が馴染んでいない状態」よりも、数ヶ月寝かせたタイヤの方が摩耗に強いという説もあるほどです。
ただし、フリマアプリなどで中古品を探す際は必ず「製造番号のアップ写真」を要求しましょう。「新品・未使用」という言葉よりも、サイドウォールの「4桁の数字」こそが真実を語ってくれます。
まとめ:命を乗せているのは4枚のハガキサイズ
タイヤが地面に接地している面積は、1本あたりわずか「ハガキ1枚分」と言われています。その小さな面積で、1トン以上の車体を支え、止めているのです。
ダンロップのタイヤをチェックして、もし「1223」ではなく「1216」なんて数字が出てきたら、それはもうお疲れ様の合図です。早めにタイヤセレクトなどのプロショップに相談するか、新しいタイヤへの履き替えを検討しましょう。安全は何物にも代えがたい投資ですから。
次は、あなたの愛車に最適なダンロップタイヤの選び方について、詳しく解説しましょうか?


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