「タイヤを買い替えようと思ったけど、ダンロップとファルケンって何が違うの?」
「結局、自分の車にはどっちを履かせるのが正解?」
いざタイヤを選ぼうとすると、この2つのブランドで手が止まる方は意外と多いものです。実はこの両者、どちらも「住友ゴム工業」という同じメーカーが手掛けている兄弟のような存在。しかし、その性格は驚くほど対照的です。
私はこれまで仕事や趣味を通じて数多くのタイヤを履き潰してきましたが、結論から言えば「快適なリビングを求めるならダンロップ」「刺激的なドライブを楽しみたいならファルケン」というのが、一つの明確な答えになります。
ダンロップは「上質な日常」を支えるパートナー
ダンロップを履いてまず感じるのは、その圧倒的な「優しさ」です。特にLE MANS V+(ル・マン ファイブ プラス)を装着して走り出した瞬間の、スッと静かになる感覚は病みつきになります。
日本独自の道路事情を知り尽くしているからこそ、荒れたアスファルトの振動をタイヤが優しくいなしてくれる。家族を乗せてドライブに行く際、後部座席の会話が弾むのは間違いなくこの「静粛性」のおかげです。また、エナセーブシリーズに代表される燃費性能の高さも、家計を預かる身としては非常に心強いポイントでしょう。
ファルケンは「欧米仕込み」のキレがある
一方で、ファルケンは少し毛色が違います。ニュルブルクリンクでの過酷なレースをルーツに持つこのブランドは、とにかく「走りの手応え」がダイレクト。
私がAZENIS FK520L(アゼニス)を試した際、高速道路のレーンチェンジでビシッと一本筋が通ったような安定感に驚かされました。タイヤがヨレず、ハンドルを切った分だけ正確に曲がっていく。かといって、昔のスポーツタイヤのようにガチガチに硬いわけではありません。
ヨーロッパの高速巡航を想定して作られているため、長距離移動でも疲れにくい、コシのある乗り心地が特徴です。しかも、ダンロップに比べて価格が少し控えめに設定されていることが多く、コストパフォーマンスの面でも「知る人ぞ知る賢い選択」と言えます。
どっちを選ぶべき?判断の決め手
もしあなたが「普段は街乗りがメインで、とにかく静かで快適に、長く使いたい」と願うなら、迷わずダンロップを選んでください。トータルバランスの高さは、やはり王道の風格があります。
逆に「運転が好きで、週末は少し遠出を楽しみたい」「欧州車のようなカッチリした足回りが好み」という方には、ファルケンが最高の相棒になるはずです。特にZIEX ZE310R ECORUN(ジークス)などは、スポーティーさと快適性のバランスが絶妙で、日常の何気ないコーナーが少しだけ楽しくなります。
どちらを選んでも、住友ゴムの品質基準で作られた信頼のタイヤであることに変わりはありません。あなたのカーライフが「静寂」を求めているのか「高揚」を求めているのか。その直感に従って選んでみれば、きっと次のドライブが待ち遠しくなるはずです。


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