オフロードを走るライダーにとって、もっとも避けたいトラブルは「パンク」ではないでしょうか。特に、ガレ場や木の根が露出した難所に差し掛かった時、空気圧を落としてグリップを稼ぎたいけれど、リム打ちパンクが怖くて踏み込めない……そんな葛藤を抱えた経験は誰にでもあるはずです。
私もかつてはノーマルチューブで林道に挑み、何度も「パシュッ」という嫌な音とともに、重い車体を押して歩く苦行を味わいました。そんな苦い経験を経て辿り着いた答えが、ダンロップ ヘビーチューブへの換装です。
なぜ「重い」のにダンロップ ヘビーチューブなのか
ダンロップ ヘビーチューブを手にしたとき、最初に驚くのはその「肉厚さ」と「重量」です。ノーマルチューブがペラペラに感じてしまうほど、しっかりとした厚み(約2mm以上)があります。
これだけ厚いと、当然ながらバネ下重量は増えます。軽快なハンドリングを重視するなら敬遠したくなる重さですが、その代償として得られる「安心感」は計り知れません。鋭い岩角にヒットした際の衝撃を、その厚みがクッションとなって受け止めてくれる。この安心感があるからこそ、セクションで攻めの姿勢を崩さずに済むのです。
実際に使ってみて分かった「空気圧」の自由度
ダンロップ ヘビーチューブを導入して最大のメリットだと感じたのは、空気圧を極限まで落とせるようになったことです。
ハードなエンデューロコースでは、状況に応じて空気圧を0.5kgf/cm2以下に設定することもあります。ノーマルチューブであれば、一瞬のリム打ちで即パンク確定のような場面でも、ダンロップ ヘビーチューブなら耐えてくれます。もちろん過信は禁物ですが、この「粘り」が、難所を突破できるかどうかの分かれ道になるのです。
装着時の注意点とメンテナンス
唯一、このダンロップ ヘビーチューブに苦戦するとすれば、タイヤ交換の瞬間でしょう。厚みがある分、タイヤレバーでチューブを噛んでしまいやすいのが難点です。
コツは、チューブに少しだけ空気を入れて形を整えてから、慎重にレバーを操作すること。ここで失敗して穴を開けてしまっては元も子もありません。また、ダンロップ ヘビーチューブは熱を持ちやすいため、高速道路での長距離走行が多いツーリングライダーは、指定空気圧をしっかり守るなど、オフロード走行時とは異なる配慮が必要です。
結論:安心を買うための最高の投資
ダンロップ ヘビーチューブへの交換は、単なるパーツ交換ではなく「パンクへの恐怖心を取り除く」ための投資です。フロント用の21インチ、リア用の18インチや19インチなど、自分のバイクのサイズに合ったダンロップ ヘビーチューブを選ぶだけで、次の週末の走行が見違えるほどストレスフリーになるでしょう。
パンク修理キットを抱えて山の中で途方に暮れる時間を考えれば、このチューブの重さは、むしろ頼もしさの証に他なりません。


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