「ダンロップのギターってどこで売ってるの?」楽器店で働いていた頃、初心者の方から何度かそんな質問を受けたことがあります。実は、私たちが普段「ダンロップ」と呼んでいるのは、ギター本体のメーカーではなく、世界中のプロが信頼を寄せるアクセサリーの巨人、Jim Dunlop(ジム・ダンロップ)のこと。
タイヤメーカーのダンロップと混同されがちですが、ギタリストにとってのダンロップは、指先のニュアンスを音に変え、足元で感情を爆発させてくれる、切っても切れない相棒のような存在です。今回は、私の演奏人生を支えてきた愛用のギアたちと共に、その魅力に深く迫ります。
ギターを弾くなら避けて通れない「ピック」の正解
ギターを始めたばかりの頃、私が手に取ったのはカメのマークが描かれたTortex Standardでした。この「トーテックス」こそが、ジム・ダンロップの代名詞。
実際に使ってみると分かりますが、独自のザラついた質感が指に吸い付き、汗をかいても滑りにくいんです。私は少し厚めの1.14mm(紫)を愛用していますが、速いパッセージを弾いた時の「しなり」と「反発」のバランスが絶妙。これ以外のピックだと、どうも右手の感覚が狂ってしまうほど体に馴染んでいます。
感情を増幅させる「ワウペダル」の代名詞
エフェクターボードの中に、無骨な黒い鉄の塊を見たことはありませんか?それがCry Babyです。
ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンが愛したあの「ワウ音」を出すためのペダルですが、踏み込んだ時の「クワッ!」というエグいかかり具合は、やはり本家にしか出せません。私もライブでソロを弾く際、ここぞという場面で踏み込みますが、まるでギターが泣いているような、あるいは叫んでいるような高揚感を与えてくれます。
愛機を長く使うための隠れた名作たち
ダンロップの凄さは、派手な機材だけではありません。メンテナンス用品もまた、プロの現場で選ばれ続けています。
- 指板の救世主: Fretboard 65 Ultimate Lemon Oilを使えば、乾燥して白っぽくなったローズウッド指板が、しっとりとした深みのある色に蘇ります。
- カポタストの定番: Trigger Capoは、片手でサッと着脱できる操作性が魅力。ライブ中にチューニングを崩さず、スマートに転調したい時の強い味方です。
結論:ダンロップは「音」を創る最高のパートナー
「タイヤの会社だと思ってた」という方も、一度その製品に触れれば、彼らがどれだけ音楽を愛し、プレイヤーの細かな悩みに寄り添っているかが分かるはずです。
もしあなたが自分の音に迷っているなら、まずは一枚のピックからJim Dunlopの世界を覗いてみてください。小さなアクセサリー一つで、あなたのギターライフが劇的に変わる瞬間が、きっと訪れます。
次はこのブランドの中でも特に人気の「Tortexピック全色の硬さ比較」を詳しく紹介しましょうか?


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