日本のテニス界において最も歴史と権威がある「三菱電機 全日本テニス選手権」。テレビやスマホの画面越しでもその凄さは伝わりますが、実際に有明テニスの森へ足を運んでみると、そこには全く別世界の感動が待っていました。
今回は、現地に何度も通い詰めた筆者が、2026年大会に向けて「これだけは知っておきたい」という観戦のコツや、心震える現地の体験談を詳しくお伝えします。
1. 全日本テニス選手権とは?有明が「聖地」と呼ばれる理由
国内のテニスプレーヤーなら誰もが憧れる最高峰の舞台、それが全日本テニス選手権です。会場となる有明テニスの森公園は、まさに日本のテニスの聖地。特にセンターコートの「コロシアム」に一歩足を踏み入れると、独特の静寂と緊張感に包まれます。
プロの試合をこれほど間近で見られる機会はそうありません。全日本ならではの魅力は、グランドスラムで活躍するスター選手から、勢いのある大学生・ジュニア選手までが、同じ志を持って激突する泥臭いまでの真剣勝負にあります。
2. 【体験談】現地観戦でしか味わえない「3つの衝撃」
ネット配信やテレビ放送も便利ですが、現地でしか得られない感覚があります。
魂を揺さぶる「音」と「風」
まず驚くのは、ラケットがボールを捉える「パコーン!」という乾いた破裂音です。テレビの音量設定では再現不可能な、心臓に響くような重低音が響き渡ります。また、コートサイドの席に座ると、選手が放つ強烈なスピンによって空気が動く「風」すら感じることがあります。
選手の「息遣い」と「独り言」
全日本選手権は、世界ツアーに比べて観客席とコートの距離が非常に近いのが特徴です。セットポイントでの震えるような溜息や、自分を鼓舞する叫び声、チェンジオーバー中の緊迫した表情。それら全てが、一人の人間が極限状態で戦っていることをリアルに突きつけてきます。
練習コートこそ「宝の山」
試合はもちろんですが、個人的に一番おすすめしたいのが「練習コート」のチェックです。すぐ隣のコートで、さっきまでセンターコートで戦っていた選手が黙々とサーブ練習をしていたりします。双眼鏡を持っていくと、グリップの握りや筋肉の動きまで細かく観察できるので、テニス経験者ならこれだけでご飯3杯はいけるレベルの贅沢な時間になります。
3. 2026年大会を快適に楽しむための必須装備
有明の秋は、日差しが強いかと思えば急に冷え込むこともあります。現地で後悔しないためのアイテムをまとめました。
- サングラスと日焼け止め: 屋外コートの照り返しは想像以上に強力です。
- クッション(座布団): プラスチック製の椅子に長時間座るとお尻が悲鳴を上げます。コンパクトな折り畳み式があると重宝します。
- 記録用デバイス: 素晴らしいプレーを記録したくなりますが、シャッター音やフラッシュは厳禁。静かな動作が可能なiphoneやミラーレスカメラをマナーを守って使いましょう。
- サイン用グッズ: 試合後の勝者がファンサービスに応じてくれることがあります。太めのマジックと色紙、あるいは自分のテニスキャップを用意しておくと、一生の宝物が手に入るかもしれません。
4. 賢いチケット選びと座席確保のコツ
「とにかく近くで見たい!」という方は、本戦序盤の自由席が狙い目です。センターコート以外のアウトコートでは、手を伸ばせば届きそうな距離でトッププロのラリーが見られます。
一方、準決勝や決勝といった大一番は、やはりコロシアムの指定席を早めに確保すべきです。2025年大会でも人気カードは即完売していました。また、有明は海に近いため、夕方以降は急激に冷え込みます。ブランケットや、モバイルバッテリーで給電できるヒーター付きベストなどがあれば、ナイトセッションまで心置きなく堪能できます。
5. グルメと周辺スポットの楽しみ方
有明会場内にはキッチンカーが出店しますが、お昼時は非常に混雑します。私はいつも、りんかい線の「国際展示場駅」周辺で軽く済ませるか、事前にコンビニで軽食を買ってから入場します。
もし時間に余裕があるなら、有明ガーデンでショッピングを楽しんだり、近くの温泉施設で観戦の疲れを癒やしてから帰るのも最高の贅沢です。
6. まとめ:2026年も有明で熱い声援を!
全日本テニス選手権は、単なる試合観戦以上の「体験」を与えてくれます。ひたむきにボールを追う選手の姿、会場の一体感、そして自分自身のテニスに対する情熱の再燃。
2026年大会、あなたもぜひ現地でその熱量を感じてみてください。画面越しでは決して味わえない、人生を豊かにする感動がそこにはあります。
次は、有明のコートサイドでお会いしましょう!


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