テニスのデュースで勝てる人と負ける人の差とは?泥沼の40-40を制するための「メンタルと技術」の体験的考察

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テニスの試合において、最も心拍数が上がる瞬間はいつかと聞かれれば、私は迷わず「デュース(40-40)」の場面を挙げます。たった1ポイントで天国と地獄が入れ替わり、ときには10分以上も同じゲームが終わらない。そんな極限状態をいかに制するかで、試合の結果は180度変わります。

本記事では、テニスのデュースというルールの基本から、私が数々の試合で痛感した「勝つための体験的戦略」を深掘りします。


そもそも「デュース」とは何か?改めて確認するルール

テニスにおいて、スコアが40-40(フォーティ・オール)になった状態をデュースと呼びます。この状態からは、どちらかが2ポイント連続で先取しなければ、そのゲームを奪うことはできません。

  • アドバンテージ・サーバー(Ad-In): サーバーが1ポイントリード。次を取ればゲーム。
  • アドバンテージ・レシーバー(Ad-Out): レシーバーが1ポイントリード。次を取ればゲーム。
  • 再びデュース: リードしている側がポイントを落とすと、再び40-40に戻ります。

最近では、ジュニアや草トーナメント、さらにはプロのダブルスを中心に「ノーアドバンテージ方式(40-40の次の一本でゲームが決まる)」が採用されることも増えましたが、やはりテニスの醍醐味は、この「2点差がつくまで終わらない」泥沼のデュースにあると言えるでしょう。


デュースの沼から抜け出せない人の共通点

私はかつて、デュースを何度も繰り返した末に自滅するタイプでした。その時の自分を振り返ると、ある共通のミスを犯していました。それは「守りに入りすぎて、相手のミスを待ってしまうこと」です。

心拍数が上がり、呼吸が浅くなると、人間はどうしても「ミスをしたくない」という心理が働きます。すると、スイングが小さくなり、ボールが浅くなる。そこを相手に叩かれる、あるいは自分のダブルフォルトで自滅する……。

一方で、安定してデュースを制する選手は、むしろデュースの時こそ「一番自信のあるショット」を選択しています。


1ポイントを奪い切るための「体験的」攻略法

1. 1stサーブの確実性を「20%」上げる意識

デュースサイド(右側)から始まるデュースの1ポイント目。ここで2ndサーブを叩かれると、精神的なダメージは計り知れません。私は重要な局面ほど、スピードを落としてでもテニスボールの回転量を増やし、確実に1stサーブを入れることに集中します。相手に「攻めさせない」ことが、まずは何よりの防御であり攻撃なのです。

2. 「アドサイド」での戦術を固定する

アドバンテージ・レシーバー、あるいはサーバーの場面(左側)は、右利き同士ならバックハンドへの攻防がメインになります。ここで迷うのが一番の毒です。私は「相手のバック深くへ高く跳ねるスピンを送る」とあらかじめ決めておきます。選択肢を絞ることで、プレッシャー下でも体が勝手に動くようになります。

3. 足を止めない。むしろ「動きすぎる」くらいで丁度いい

緊張すると足が止まり、手打ちになります。私はデュースになった瞬間、意識的にその場で小刻みにステップを踏み、テニスシューズのグリップ感を確かめるようにしています。筋肉を固まらせないことが、土壇場での逆転ショットを生む鍵です。


メンタルを支える「道具」への信頼

極限のデュースで最後に頼れるのは、自分の技術と、それに応えてくれるギアです。

打球感が手に残るテニスラケットや、汗で滑らないオーバーグリップテープ、そしてどんなに走らされてもしっかりと足を支えてくれるテニスソックス

これら一つひとつの準備が、「自分はこれだけ準備したんだから大丈夫」という根拠のない自信、すなわちメンタルの安定に繋がります。


まとめ:デュースは「楽しんだ者」が勝つ

デュースが続くと、つい「早く終わってほしい」と考えてしまいがちです。しかし、強い選手は「この緊張感、最高だ」と心のどこかで笑っています。

40-40は、決してピンチではありません。あなたの実力を証明し、相手の心を折るための最大のチャンスです。次にコートに立ったとき、デュースのコールが聞こえたら、ぜひ一歩前に踏み出してみてください。その一歩が、勝利への最短距離になるはずです。

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