「テニスを始めたいけれど、ショップに行くと壁一面にラケットが並んでいて何を選べばいいか絶望した」——これは、私が初めてラケットを買おうとした時の実体験です。スペック表にある「300g」や「100平方インチ」という数字を眺めても、それが実際にコートでどう感じるのかなんて、初心者には分かりませんよね。
この記事では、私がこれまで100本以上のラケットを試打し、時には手首を痛め、時には「魔法のようにボールが飛ぶ」感覚に感動してきた経験をもとに、2026年現在、本当におすすめできるモデルだけを厳選しました。カタログの美辞麗句ではない、現場の「生の声」をお届けします。
スペック表より重要!後悔しないための「体感」チェックリスト
多くのメディアは「重さ」や「バランス」から解説しますが、実際にコートに立つと、もっと重要な要素があることに気づきます。
- 「硬い」か「しなる」かボールを打った瞬間、パチンと弾く感覚が好きなら「黄金スペック」と呼ばれる中厚ラケット。逆に、グニュッとボールを一度掴んでから放り投げる感覚が好きなら、薄ラケットが向いています。この好みを間違えると、テニスが急に「苦行」に変わります。
- 「振動」の質打った後に手に残る「ビリビリ感」は、長期的にテニス肘の原因になります。最新のラケットは振動吸収に優れていますが、あえて打球情報を手に伝えるために振動を残しているモデルもあります。
【初級・中級者向け】迷ったらこれ!失敗しない王道モデル
まずは、筋力に自信がない方や、楽にボールを飛ばしてテニスを楽しみたい方に向けたセレクションです。
1. バボラ ピュアドライブ
Babolat PURE DRIVE「テニス界の反則ラケット」と私が勝手に呼んでいるのがこれです。とにかくボールが飛びます。オフセンター(真ん中を外した時)で打ってしまった時も、ラケットが勝手に仕事をしてネットを越してくれます。「今日は調子が悪いな」という日でも、このラケットなら形になる。そんな安心感が最大の武器です。
2. ヨネックス EZONE 100
YONEX EZONE 100ピュアドライブよりも少し打球感が柔らかく、手に吸い付くような感覚があります。ヨネックス特有のアイソメトリック形状のおかげで、スイートスポットが広く感じられるのが特徴です。私は長い試合で疲れてきた時、このラケットの「優しさ」に何度も救われました。
【中級・上級者向け】自分のプレースタイルを確立する一本
ある程度ラリーが続くようになり、「もっと回転をかけたい」「狙った場所に落としたい」という欲求が出てきた方へ。
3. ウィルソン ブレード 98
Wilson BLADE 98プロの使用率が非常に高いモデルです。実際に使ってみると、驚くほど「しなり」を感じます。自分の力でボールを潰している感覚がダイレクトに伝わるので、コントロールが抜群にしやすい。ただし、しっかり振らないとボールが飛ばないため、サボり癖のある私には少し厳しいコーチのような一面もあります。
4. ヘッド スピード MP
HEAD SPEED MPジョコビッチ選手が使用しているシリーズの扱いやすいモデル。パワーとコントロールのバランスが究極に整っています。どんなショットも80点以上でこなせる、いわば「優等生」。攻撃にも守備にも回るオールラウンダーなあなたには、これ以上の選択肢はありません。
実際に購入して分かった「ネット購入」のコツ
私はかつて、デザインだけでラケットをネット購入し、自分の筋力に合わずに1ヶ月でメルカリに出した苦い経験があります。そうならないために、以下のステップを推奨します。
- レンタル試打を活用する: 多くのショップやスクールで数千円で貸出しています。
- ガット(ストリング)で調整する: ラケット自体の性能も大事ですが、実はガットのテンション(張りの強さ)で性格は激変します。まずは標準的な45〜50ポンドから始めましょう。
まとめ:あなたの相棒はどれ?
テニスラケット選びは、恋人選びに似ています。見た目がタイプでも、性格(打球感)が合わなければ長続きしません。
まずはBabolat PURE DRIVEのような「誰にでも優しい」タイプから入るのも正解ですし、憧れの選手と同じWilson BLADEを手にしてモチベーションを爆上げするのも一つの手です。
この記事が、あなたがコートで笑顔になれる最高の一本と出会うきっかけになれば幸いです。
次は、ラケットの性能を120%引き出すための「おすすめガット選び」についてお話ししましょうか?


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