テニスやバドミントンをプレーしていて、「最近どうもラケットが手の中で滑るな」「打球の瞬間に微妙に面がブレる」と感じたことはありませんか?実はそれ、ラケットの性能ではなくグリップテープの寿命かもしれません。
私も初心者の頃は、テープがボロボロになるまで「まだ使える」と自分に言い聞かせていました。しかし、意を決して張り替えた瞬間にショットの精度が劇的に改善し、「もっと早く替えておけばよかった!」と後悔したのを今でも鮮明に覚えています。
今回は、数えきれないほどの失敗を繰り返してきた私が辿り着いた、誰でもプロ級に美しく仕上げられる「グリップテープの巻き方」の極意を、実体験ベースで詳しく解説します。
1. 準備:これだけで仕上がりに差が出る!
「ただ巻くだけでしょ?」と思われがちですが、準備を怠ると後で必ず後悔します。
用意するもの
- 新しいグリップテープ
- ハサミ(これ重要です。手でちぎるのは厳禁!)
- ビニールテープ(付属のエンドテープで足りない時の保険)
私が長年愛用しているのは、ヨネックス ウェットスーパーグリップです。吸い付くようなフィット感があり、多少の巻き直しなら粘着力が落ちないので、初心者の方には特におすすめします。
意外と重要!古いテープの「掃除」
古いテープを剥がすと、元グリップに糊(のり)やスポンジのカスが残っていることがあります。これを放置して上から新しいテープを巻くと、数日後に必ず凸凹として不快感が出てきます。私は指の腹で丁寧にカスを落としてから巻くようにしています。このひと手間で、握った時の「ダイレクト感」が別物になります。
2. 実践!シワを作らない「黄金の5ステップ」
いよいよ本番です。焦らず、一段ずつ階段を登るイメージで進めましょう。
ステップ1:スタート位置を固定する
グリップの末端(エンドキャップ側)から巻き始めます。右利きの方は「時計回り」、左利きの方は「反時計回り」に巻くのが鉄則です。逆方向に巻くと、プレー中の摩擦でテープが徐々に緩んできてしまいます。私はかつてこれを逆にしてしまい、試合中にテープがベロリと剥がれて大恥をかいたことがあります。
ステップ2:最初の「一重」が勝負
最初の一周は、重なりを気にせず真横にピシッと巻いて土台を作ります。ここでしっかり固定できていないと、全体がズレる原因になります。
ステップ3:3mm幅の「重ね」をキープ
ここから斜め上に登っていきます。重ねる幅は3mm〜5mmが理想です。私は「細めのうどんの幅」くらいを目安にしています。これが一定だと、見た目がプロのように美しくなるだけでなく、グリップの太さが均一になり、繊細なラケットワークが可能になります。
ステップ4:魔法の隠し技「引っ張り加減」
ここが一番の「体験的コツ」です。直線部分は少し強めに引っ張り、角(エッジ)を通る時は少し力を緩めます。常に一定の力で引っ張ると、角の部分でテープが浮いてシワになりやすいのです。指先に全神経を集中させ、テープの「伸び」を感じながら進めましょう。
ステップ5:最後のカットで「プロ仕様」に
グリップの上端まで来たら、そのまま終わらせてはいけません。ハサミを使って、テープの端を斜めに長くカットします。こうすることで、最後に巻き終えた時の段差がなくなり、フラットで美しい仕上がりになります。最後はビニールテープや付属のエンドテープでしっかり留めて完成です。
3. 失敗しないための「本音」のアドバイス
ウェット派?ドライ派?
私は夏場、手汗がひどい時期だけはボウブランド プログリップのような超強力なウェットタイプか、あえてトーナグリップのようなドライタイプを使い分けます。ドライタイプは巻く時に伸びにくいので難易度が少し上がりますが、汗をかいても滑らない安心感には代えられません。自分の汗の量に合わせて選ぶのが「正解」への近道です。
交換時期をケチらない
「まだ使える」は、上達を妨げる呪文です。週2回程度のプレーなら、最低でも1ヶ月に1回は交換しましょう。私は大事な試合の前日には必ず巻き直します。新しいグリップの「しっとり感」を感じるだけで、メンタル的にも「今日は勝てる!」という自信が湧いてくるからです。
まとめ:グリップは唯一の接点
ラケットの中で、唯一自分の体と接しているのがグリップです。どんなに高価なバボラ ピュアドライブを使っていても、グリップがボロボロでは宝の持ち腐れ。
最初はシワができても構いません。3回も巻けば、驚くほどコツが掴めるはずです。自分自身でメンテナンスしたラケットには、必ず愛着が湧き、それが一球一球の丁寧なプレーに繋がります。
さあ、今すぐ新しいテープを準備して、あなたのラケットを最高のコンディションに蘇らせましょう!


コメント