「テニスを始めたいけれど、シューズなんて運動靴なら何でもいいのでは?」かつての私もそう思っていました。しかし、実際にコートに立ち、急なストップやターンを繰り返す中で、普通のランニングシューズでは足が靴の中で遊んでしまい、危うく足首を捻りそうになった経験があります。テニスシューズは、単なる履物ではなく、怪我を防ぎ、パフォーマンスを最大化するための「ギア」なのです。
今回は、私が10年以上のテニスライフの中で試行錯誤し、数々の失敗を経て辿り着いた、後悔しないテニスシューズの選び方を徹底解説します。
1. なぜ「専用シューズ」でなければならないのか?私の失敗談
テニスを始めたばかりの頃、私はお気に入りのランニングシューズでコートに入りました。しかし、数回の練習で異変に気づきます。まず、親指の付け根あたりのソールが驚くほど早く削れてしまったこと。そして、横に振られたボールを追いかけ、踏ん張ろうとした瞬間に靴底が「グニャリ」と歪み、地面を噛んでくれなかったことです。
テニスシューズは、前後左右の激しい動きに耐えるため、アッパー(甲の部分)の剛性が高く、ソールも摩擦に強く設計されています。特に、横方向への安定感は専用設計ならでは。もしあなたが「もっと速く動きたい」「足を痛めたくない」と願うなら、テニスシューズへの投資は最も費用対効果の高い選択になります。
2. 【最重要】コートの種類に合わせたソール選び
テニスシューズ選びで最も多い失敗が、サーフェス(地面)とのミスマッチです。これを間違えると、スケートリンクのように滑ったり、逆に引っかかりすぎて転倒したりします。
オムニ・クレーコート用
日本の一般プレーヤーが最も目にするのが「砂入り人工芝(オムニ)」です。ここでは、ソールに小さな突起があるオムニ・クレーコート用シューズが必須です。
- 体験談: 砂が多いコートでオールコート用を履くと、ブレーキが効かずにベースラインを越えて滑り続けてしまいます。しっかり「噛む」感覚を重視しましょう。
オールコート用
ハードコート(コンクリートのような硬い面)をメインに設計されています。
- 注意点: 「オールコート」という名前ですが、砂の多いオムニコートでは滑りやすいのが本音です。
カーペットコート用
インドアスクールに多いカーペット専用です。
- 体験談: 溝がほとんどないツルツルのソールが特徴。ここで溝のある靴を履くと、引っかかりすぎて膝を痛める原因になります。私はスクールに通い始めた際、専用のカーペットコート用シューズに変えただけで、足の疲れが劇的に軽減しました。
3. 現役プレーヤーが推す!信頼のブランド別・使用感レビュー
実際に私がコートで履き比べ、仲間のプレーヤーからの評判も高いモデルをピックアップします。
安定と信頼の アシックス テニスシューズ
「迷ったらアシックス」と言われるほど、日本人の足型にフィットします。特にゲルレゾリューションシリーズは、横方向の安定感が抜群です。ベースラインで粘り強く守るプレーヤーにはこれ以上の選択肢はありません。
軽快なフットワークの ヨネックス テニスシューズ
独自の「パワークッション」が、衝撃を吸収して反発に変えてくれる感覚です。履いた瞬間に「軽い!」と感じるモデルが多く、一歩目の踏み出しが驚くほどスムーズになります。
デザインとスピードの ナイキ テニスシューズ
プロも愛用するコート ズーム ヴェイパーは、まるで靴下のようにフィットする一体感が魅力です。やや細身の作りなので、足幅が狭めの方や、スタイリッシュに決めたい方におすすめです。
4. 失敗しない「試し履き」の極意
ネットで購入する場合でも、一度は実物を触れるか、返品可能なサービスを利用することをお勧めします。その際のチェックポイントをまとめました。
- 夕方に試す: 足がむくんだ状態で合わせるのが鉄則です。
- テニスソックスを履く: テニスソックスは非常に厚手です。普段の薄い靴下で合わせると、実際のプレー時に窮屈で爪を痛めます。
- かかとのホールド感: 紐を結んだ状態でかかとを浮かせ、靴の中で動かないか確認してください。
5. まとめ:自分の一足を見つけよう
テニスシューズ選びは、自分のプレーする環境と足の形を知ることから始まります。私はかつて安さだけで選んで失敗しましたが、最終的には自分の足にフィットするアシックスのワイドモデルに出会い、フットワークへの不安が消えてプレーに集中できるようになりました。
あなたの足を守り、上達を支えてくれる最高の一足を見つけてください。コートを縦横無尽に駆け回る快感は、正しいシューズ選びから始まります。
具体的なサイズ選びや、最新モデルの在庫状況が気になる方は、ぜひ各ショップのレビューも参考にしてみてください。


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