ソフトテニスのラケット選びで、スペック表に並ぶ「00U」や「UXL」といった記号。特にミズノの人気モデルでよく目にする「00U」ですが、「結局自分に合っているのか?」と悩む方は多いはずです。私自身、中学・高校と部活に明け暮れ、社会人になった今もコートに立ち続けていますが、この「00U」というスペックには何度も助けられてきました。
今回は、カタログ値だけでは見えてこない「00U」の本当の操作性や、実際に打ち込んだからこそわかるメリット・デメリットを、実体験ベースで深く掘り下げていきます。
そもそも「00U」ってどんなスペック?
結論から言うと、00Uはミズノの規格において「軽量かつ標準的なグリップサイズ」を指します。
- 「00」が示す重さ: 平均238g(ボート時)。軽量モデルに分類されますが、軽すぎず重すぎない、絶妙な重量設定です。
- 「U」が示すグリップ: 標準的な太さ。手の大きさが平均的な中高生から大人まで、最も握りやすいサイズ感です。
かつての軽量モデルは「力のない人用」というイメージが強かったですが、近年のソフトテニスはハイスピード化が進んでいます。そのため、あえてこの「00U」を選んで操作性を高めるプレーヤーが急増しているのです。
【実体験】00Uをコートで振り抜いて感じた3つの真実
私が実際にミズノ アクロスピードの00Uを手にしたとき、まず驚いたのは「一歩目の反応」の変化でした。
1. 前衛なら「あと数センチ」が届くようになる
前衛でプレーしている際、相手の鋭いパッシングショットに対して、重いラケット(Sサイズなど)だとどうしても面を作るのが一瞬遅れることがあります。しかし、00Uに変えてからは、ラケットのヘッドがスッと出る。この「コンマ数秒の余裕」のおかげで、ボレーのキャッチ率が格段に上がりました。「あ、今の届いた!」という感覚は、一度味わうと病みつきになります。
2. 後衛のストローク:振り抜きスピードで「回転」をかける
後衛での使用感ですが、「軽い=打ち負ける」という不安は杞憂でした。むしろ、ラケットが軽い分だけスイングスピードが上がるため、ボールを強く擦り上げる動作がスムーズになります。結果として、ベースライン際でグンと落ちるエグいドライブ回転がかかるようになりました。特に試合後半、体力が削られて腕が重くなった時でも、00Uなら最後までしっかりと振り切れるのが強みです。
3. 「軽さ」がもたらす怪我の予防
以前、重いラケットを無理に振って肘を痛めた経験があります。00Uは腕への負担が少なく、長時間の練習でも「振り疲れ」を感じにくい。これは毎日部活に励む学生さんや、週末にガッツリプレーする社会人にとって、非常に大きなメリットだと痛感しています。
00Uを選ぶべきプレーヤー・選ばない方がいいプレーヤー
実際に使い込んだ経験から、おすすめできるタイプをまとめました。
おすすめできる人
- 前衛プレーヤー全般: ネット際での機動力こそが命。00Uはそのポテンシャルを最大限に引き出します。
- 中学生の2本目買い替え: 初心者向けラケットから卒業し、本格的なミズノ スカッドやミズノ ディオスに挑戦したい方にベストな選択です。
- テクニック重視の後衛: 筋力で飛ばすよりも、スイングスピードとコースの精度で勝負したいタイプに合います。
おすすめできない人
- 超パワー自慢のハードヒッター: 体格が良く、自分の筋力だけでボールを潰して飛ばしたい人は、より重量のある「Sサイズ」の方がパワーロスを感じにくいかもしれません。
00Uの性能を引き出すガット設定
00Uはラケット自体が軽快なため、ガット(ストリング)のセレクトでさらに化けます。
弾きを重視したいなら、ミズノ モノファイバースピードを27〜29ポンド前後で張るのが個人的な黄金スペックです。このセッティングだと、ボレーの弾きとストロークの伸びが両立でき、00Uの良さが120%活きると感じています。
まとめ:00Uは「攻めの軽量スペック」である
「00U」は単なる初心者用や非力な人向けのサイズではありません。機動力を武器にコートを支配するための、極めて戦略的な選択肢です。
もしあなたが「今のラケットが少し重く感じる」「もっと素早く反応したい」と00Uの導入を迷っているなら、迷わず手に取ってみることをおすすめします。その一振りで、今まで取れなかったボールに手が届く快感をぜひ味わってください。


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