「バドミントンラケットは3Uか4Uが当たり前」という常識を疑ってみませんか?私自身、長年4Uのラケットを愛用してきましたが、ダブルスの前衛で反応が遅れることや、練習後半に肩が重くなることに悩み、思い切って超軽量の「6U」に乗り換えました。
1年以上、週3回の練習で使い倒して分かったのは、6Uは単なる「非力な人向けのラケット」ではないということです。実際にコートで感じたリアルな体験をもとに、6Uラケットの真実を綴ります。
初めて6Uを振った瞬間の衝撃と「違和感」
最初にヨネックス アストロクス00を手にした時、あまりの軽さに「これでおもちゃじゃないのか?」と不安になったのを覚えています。6U(約73g)は、一般的な4U(約83g)より10gも軽い。数字にするとわずかですが、コートに立つとその差は歴然でした。
驚くほどの操作性と「手首の自由」
まず感動したのは、レシーブの場面です。相手の速いドライブに対して、今までなら「よっこらしょ」と面を作っていたのが、6Uだと「パンッ」と反射的にラケットが出る。特にダブルスの前衛で、ネット際を素早くプッシュする感覚は、他の重量帯では絶対に味わえない快感です。
「スカッ」と空を切る感覚への慣れが必要
一方で、最初はタイミングが全く合いませんでした。振り抜きが良すぎるため、いつものタイミングで振るとシャトルの手前でスイングが終わってしまうのです。この「軽さゆえの空振り感」に慣れるまでには、2週間ほどの調整期間が必要でした。
体験してわかった、6Uの意外なメリットと「覚悟」すべき点
◎肩と肘が「悲鳴」をあげなくなった
私にとって最大の収穫は、練習後のケアが楽になったことです。以前は3時間を超える練習の後は、必ずアイシングが必要なほど肩に疲労が溜まっていました。しかし、6Uに変えてからは、ラケット自体の重さによる遠心力に振り回されることがなくなり、筋肉への負担が劇的に減りました。シニア層や女性はもちろん、怪我に悩む社会人プレーヤーには最高の選択肢だと言えます。
△「重いスマッシュ」は捨てなければならない
正直に言います。後衛からズドンと沈むような、重戦車のようなスマッシュを打ちたい人には6Uは向きません。シャトルに力が伝わりきる前にスイングが通り過ぎてしまう感覚があり、打ち抜くパワーはどうしても4Uに劣ります。
私はビクター オーラスピードのような6Uモデルを使う際、一撃で決めるのではなく「コースを突く」「連打で相手を崩す」というスタイルに切り替えました。プレースタイルそのものを変える覚悟が必要です。
失敗しない6Uラケットの選び方とコツ
6Uは軽いからこそ、バランス選びが重要です。私がいくつか試した中で、失敗しない基準をまとめました。
- 前衛特化なら「ヘッドライト」: 徹底的にスピードを求めるならミズノ アルティウスシリーズの軽量モデル。
- 少しはパワーも欲しいなら「ヘッドヘビー」: 6Uでも頭が重めに設定されているヨネックス アストロクス00なら、遠心力を利用してしっかり飛ばせます。
また、ガットのテンションには注意が必要です。軽量ラケットはフレームが繊細なことが多く、高すぎるテンションで張ると、接触した際に一瞬で折れるリスクがあります。私は普段より1〜2ポンド下げて、ラケット自体の弾きを活かすようにしています。
結論:6Uは「技術を補う」最高のパートナーになる
「6Uは初心者のもの」という先入観は捨ててください。実際に使い込んでみて、6Uは**「自分の反応速度を限界まで引き出してくれる武器」**だと確信しました。
- もっと速いラリーについていきたい。
- 疲れを気にせず、最後まで全力でプレーしたい。
- 手首の返しだけでシャトルをコントロールしたい。
もしあなたがそう願うなら、一度その手で6Uの軽さを体感してみてください。今まで届かなかったシャトルに手が届くようになった時、あなたのバドミントンは一段上のステージへ進むはずです。


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