バドミントンを続けていると、誰もが一度は「もっと鋭いスマッシュを打ちたい、でも操作性も捨てがたい」という悩みに直面します。そんな中級・上級プレーヤーのワガママに応える至高の一本が、ヨネックスのアストロクス77 プロです。
今回は、実際にコートで数ヶ月使い込んだからこそ分かる「生の声」を中心に、このラケットの真価を紐解いていきます。
期待を裏切らない「しなり」と「くわえ込み」
アストロクス77 プロを握って最初にシャトルを捉えた瞬間、驚いたのはその独特なホールド感です。
インパクトの瞬間にフレームがグッとシャトルを掴み、そこから一気に弾き出すような感覚。これは最新素材「Namd」と、フレーム下部に採用された「フレックスフューズ」の恩恵でしょう。硬すぎず柔らかすぎない絶妙なしなりが、自分のスイングパワーをロスなくシャトルに伝えてくれるのが分かります。
特にドロップショットやカットといった繊細なコントロールが求められる場面では、この「くわえ込み感」があるおかげで、狙ったコースへ吸い込まれるようにシャトルが飛んでいきます。
連続攻撃でも腕が止まらない「振り抜きの良さ」
ヘッドヘビーなラケットは、一撃の重さはあっても「次の一打」が遅れがちです。しかし、アストロクス77シリーズが名作と言われる理由は、その戻りの速さにあります。
独自の「ローテーショナルジェネレーターシステム」により、スイング中はヘッドの重さを活かしつつ、打球後の振り抜きが驚くほどスムーズです。ダブルスの速い展開でスマッシュ、ドライブ、プッシュと連続してラケットを振る際も、手首への負担が少なく、試合終盤でも「腕が上がらない」という感覚に陥ることが減りました。
前作や他モデルとの決定的な違い
以前のアストロクス77(旧色)と比較すると、今作の「プロ」はよりマイルドで、誰にでも扱いやすい進化を遂げています。
- アストロクス88D プロとの比較: 88Dはよりパワフルで硬派ですが、使いこなすには相応の筋力が必要です。一方、アストロクス77 プロは非力なプレーヤーでもラケットを「走らせる」ことができます。
- アストロクス77 ツアーとの比較: コストパフォーマンスならツアーですが、打球感の透明度や、不快な振動の少なさはやはり「プロ」が圧倒的です。
3Uか4Uか?後悔しない選び方
実際に両方のスペックを試打した結果、多くの方におすすめしたいのは「4U」です。
4Uであってもヘッドの効きが十分なため、スマッシュの威力不足を感じることはまずありません。むしろ、レシーブやネット前での立ち回りを考えると、4Uの機動力が大きな武器になります。
もし、あなたがシングルスをメインに戦い、力強いスマッシュで相手をねじ伏せたいのであれば、3Uという選択肢もアリでしょう。しかし、現代のハイスピードなバドミントンにおいては、アストロクス77 プロの4Uこそが、攻守のバランスを高い次元で両立させる最適解だと確信しています。
総評:あなたのバドミントンを一段階引き上げる
アストロクス77 プロは、単なる「スマッシュ用ラケット」ではありません。プレーヤーの意図を正確に伝え、攻撃の精度を高めつつ、守備のミスを減らしてくれる「頼れる相棒」です。
もし、今のラケットに「重すぎる」あるいは「物足りない」と感じているなら、一度このラケットでシャトルを打ってみてください。その一打で、あなたのプレースタイルに新しい可能性が見つかるはずです。
こちらの記事内容の詳細をさらに深掘りしたり、特定のライバルラケットとの比較表を作成したりすることも可能です。必要であればいつでもお申し付けください。


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