テニス歴15年、週末は欠かさず草トーナメントに顔を出している筆者が、今話題のヨネックス EZONE 100を自費で購入し、2ヶ月間みっちり使い倒した本音をお届けします。カタログスペック上の数値だけでは絶対に分からない、指先に伝わる微細な振動や、ここぞという場面での安心感を詳しく言語化しました。
手にした瞬間の「しなり」と「剛性」のバランス
ヨネックス EZONE 100をコートで初めて手にした時、まず驚いたのがそのフレームの質感です。黄金スペックと呼ばれる300g・320mmの設定ですが、実際にスイングしてみると、空気抵抗を切り裂くような独特の振り抜きの良さがあります。
ストローク:魔法のようなホールド感の正体
ベースラインからの打ち合いで最も感動したのは、インパクトの瞬間にボールが一度フェースにガッツリと「乗る」感覚です。最近のラケットにありがちな「ただ弾くだけ」の無機質な感触ではありません。
- スピン性能: グリグリにかけるというより、自然な回転がかかってベースライン際で急激に沈んでくれます。
- パワー: 相手の重いショットに差し込まれても、面を合わせるだけでヨネックス EZONE 100特有の反発力が助けてくれ、深い返球が可能でした。
正直、オフセンターで叩いてしまった時の「あ、ミスった」という衝撃が、従来のモデルより明らかにマイルドになっています。肘や手首への負担が気になる私のようなプレーヤーには、この柔らかさは救世主と言えるでしょう。
ネットプレーで見せた意外な「粘り」
ボレーに関しては、面の安定性がピカイチです。相手の鋭いパスに対しても、ヨネックス EZONE 100のフレームが負けることなく、狙ったコースへスッと運んでくれます。
特に感銘を受けたのがローボレーです。低い打点でもボールを掴む感覚があるため、ドロップショットなどの繊細なタッチが非常に打ちやすく、ダブルスの前衛での安心感が格段に向上しました。
サーブ:振り抜きの良さがスピードに直結
サービスラインに立った時、このラケットのバランスの良さを再確認しました。トップが重すぎないため、トスアップからインパクトまでの加速が非常にスムーズです。
ヨネックス EZONE 100でワイドにスライスサーブを放った際、いつもよりボール一個分外側に逃げていくような軌道を描いてくれました。フラットサーブでも、ボールが潰れる感触が手に伝わってくるので、コントロールに自信を持って振り切ることができました。
総評:このラケットが「武器」になる人、ならない人
2ヶ月使い込んだ結論として、ヨネックス EZONE 100は以下のような方に強くおすすめします。
- おすすめする人: 柔らかい打球感を求めつつ、パワーも諦めたくない欲張りなプレーヤー。
- おすすめしない人: 板のように硬いラケットで、超フラットにぶっ叩きたい超ハードヒッター。
もしあなたが、今のラケットに「もう少しだけパワーと優しさ」を求めているなら、ヨネックス EZONE 100は間違いなくコート上の最高の相棒になるはずです。次の試合、この一本で「あと一歩」届かなかったボールを、逆転のショットに変えてみませんか。


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