「あと一歩、ボレーにパンチ力があれば…」「ダブルスの試合で、守備から一気に攻撃に転じたい」そんな風に感じたことはありませんか?テニスラケットの中でも、特に「ボレーの決定力」に定評があるのが、Wilson(ウィルソン)のウルトラシリーズです。
今回は、数多くのラケットを試してきた筆者が、ウルトラ V4.0を中心に、実際のコートで感じた生の使用感を余すことなくお伝えします。
なぜウルトラは「ボレーの代名詞」と呼ばれるのか
テニスコートに立つと、まずウルトラの鮮やかなメタリックブルーが目を引きますが、その真価は打球感にあります。
このラケットの最大の特徴は、独自のフレーム構造が生み出す「面の安定性」です。ネット際で不意に速い球が飛んできた時、多くのラケットは面がブレてミスショットになりがちです。しかし、ウルトラは面がガチッと安定しているため、当てるだけでパワーがボールに伝わり、面白いように深く鋭いボレーが突き刺さります。
まさに、「ダブルスで勝ちたいプレーヤー」にとって、これほど頼もしい武器はありません。
【体験インプレ】ストローク・ボレー・サーブを徹底レビュー
実際にウルトラ 100 V4.0を1ヶ月間、ハードコートとオムニコートで使い込んでみました。
ストローク:少ない力で「飛んでいく」快感
ストロークでは、ボールをガットがしっかりホールドした後に、一気に弾き出す「スパン!」という爽快な打球感が印象的です。
筆者は普段、自分からハードヒットするタイプですが、ウルトラを使うと、7〜8割の力加減でも十分な深さが出せます。特に追い込まれた時のカウンターショットで、手首に負担をかけずに鋭い返球ができた時は「ラケットに助けられた」と実感しました。
ボレー:これぞウルトラの独壇場
最も感動したのはやはりボレーです。スイートスポットを多少外しても、クラッシュゾーンと呼ばれるグロメット構造のおかげで、ボールをしっかり掴んで飛ばしてくれます。
逆クロスへのアングルボレーなど、繊細なコントロールが必要な場面でも、フレームの剛性が高いため、狙ったコースに寸分違わずボールを運ぶことができました。
サーブ:スピードアップを即実感
弾きが良い分、フラットサーブの初速が目に見えて上がりました。また、黄金スペック(300g / 100平方インチ)特有の操作性の良さで、セカンドサーブのスピンもしっかりとかかり、安定したサービスゲームを展開できました。
あなたに最適なウルトラはどれ?モデル別選び方
ウルトラシリーズには、プレースタイルに合わせた複数のラインナップがあります。
- ウルトラ 100: 初中級から上級者まで。迷ったらこれ、という王道の黄金スペックです。
- ウルトラ 100L: 280gと軽量。操作性を重視する女性や、ジュニア選手に最適な一本です。
- ウルトラ 108: デカフェイスで安心感抜群。ダブルス愛好家のベテラン層から絶大な支持を得ています。
- ウルトラ TOUR 95: 錦織圭選手モデル。より競技志向が強く、自分の力で叩き潰したいプレーヤー向け。
実際に使ってわかった、メリットとデメリット
メリット:
- ボレーが劇的に楽になり、決定率が上がる。
- オフセンターヒット(芯を外した時)の失速が少ない。
- 洗練されたデザインで、コート上で圧倒的な所有感がある。
デメリット:
- 飛びが良いため、スイングスピードが極端に速い人は、意識的にスピンをかけないとアウトしやすい。
- ブレードのような「しなり」を重視する人には、少し硬く感じる可能性がある。
まとめ:ダブルスの勝率を上げたいなら、迷わずウルトラ
ウルトラは、プレーヤーの技術を120%引き出してくれる「魔法の杖」のようなラケットではありません。しかし、ミスを最小限に抑え、ここぞという場面で背中を押してくれる「最高の相棒」になってくれることは間違いありません。
特にネットプレーでの自信を深めたい方は、ぜひ一度ウィルソン ウルトラを手に取ってみてください。次の試合、あなたのボレーが相手のコートを切り裂くはずです。


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