「カツォン!」という突き抜けるような打球音とともに、相手のコートに突き刺さる直線的な弾道。ニッタクの最新作ラクゼットエクストリームを初めて試打した瞬間、私は「あ、これだ」と直感しました。
卓球を20年以上続けていると、多くのラバーに出会いますが、ここまで「打っている快感」と「実戦的な威力」を高いレベルで両立させた一枚は稀です。今回は、実際に3ヶ月間使い倒して見えてきた、カタログスペックだけでは分からない「生の声」をお届けします。
衝撃の第一印象:とにかく「速い」、そして「鳴る」
ラクゼットエクストリームを貼り、バックハンドで軽くショートを打ってみたところ、まず驚いたのはその初速です。軽いタッチでもボールが勝手に前に飛んでいく感覚があり、相手が「今のボール、伸びましたね」と驚くほどでした。
特筆すべきは、独特の金属音です。最近のテンションラバーは大人しい音のものも増えていますが、ラクゼットエクストリームはかつての高弾性ラバーにスピードグルーを塗っていた時代を彷彿とさせる、爽快な打球音を響かせてくれます。この音が、プレーヤーのメンタルに絶大な「攻めている実感」を与えてくれます。
実戦で感じた3つの強み
1. カウンターの弾道がブレない
相手のドライブの威力を利用して押し返すカウンター。ここがラクゼットエクストリームの真骨頂です。スポンジのコシが非常に強く、相手の強打に負けて面がブレることがありません。狙ったコースへ「最短距離」で突き抜ける感覚は、攻撃重視のプレーヤーにはたまらないはずです。
2. 下回転打ちの「持ち上がり」の良さ
スピード重視のラバーは下回転に弱い……そんな先入観がありましたが、良い意味で裏切られました。シートの引っ掛かりが強いため、ツッツキに対してもグイッとボールを掴んで持ち上げてくれます。特に中陣から引き返す際の安心感は、ラクゼットエクストリーム特有の「Active Charge」技術の恩恵を強く感じました。
3. サーブ・レシーブの繊細なタッチ
驚いたことに、台上の細かい技術も疎かになりません。スピードが出る分、ストップが浮きやすいかと思いきや、シート表面で薄く捉える感覚が非常に掴みやすく、短く止める・鋭く切るといった操作が自由自在でした。
気になる「寿命」と「使いこなし」のコツ
3ヶ月間、週3回の頻度で使用しましたが、シートの劣化は比較的緩やかです。ただし、ラクゼットエクストリームのポテンシャルを最大限に引き出すなら、やや硬めのラケット(例えばアウターカーボン系)との組み合わせが最強だと感じました。
もし、あなたが「今のラバーでは決定力不足を感じている」「もっと相手をスピードで圧倒したい」と考えているなら、迷わずラクゼットエクストリームを手に取ってみてください。その一撃で、試合の流れは確実に変わります。
最後に一つ。このラバーを使い始めると、その打球音の虜になり、無駄に強打したくなる「快感中毒」に注意が必要です。それほどまでに、ラクゼットエクストリームが提供する打球体験はエキサイティングなものでした。


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