市販のラケットをそのまま使っていて、「もう少し打ち負けなければいいのに」や「ボレーでの操作性を上げたい」と感じたことはありませんか?実は、プロ選手のほとんどがラケットを自分好みにカスタマイズしています。今回は、私が数々の試行錯誤の末に辿り着いた、失敗しないラケットカスタムの極意を体験談を交えてお伝えします。
なぜカスタムが必要なのか?既製品の「個体差」という罠
テニスショップに並んでいる同じモデルのラケットでも、実は重さやバランスには数グラムの誤差があります。私が以前、テニスラケットを2本同時購入した際、振ってみると明らかに感覚が違いました。計量してみると、なんと5gの差があったのです。この「微差」が、試合の終盤でのミスショットに繋がります。カスタムとは、単なる強化ではなく、自分の感覚と道具を「同期」させる作業なのです。
重量を足すなら「リードテープ」一択
最も手軽で効果的なのがリードテープ(鉛のテープ)をフレームに貼る手法です。私が長年愛用しているのはキモニー リードテープです。
実際に試して分かった「貼る位置」の正解
- 3時・9時方向(面安定性の向上): 私が一番恩恵を感じたのがここです。相手の速いサーブに対して、面がブレずに押し返せるようになります。「面が負けているな」と感じる初中級者に特におすすめです。
- 12時方向(パワーとスピン): ここに2g貼るだけで、スイングウェイトが劇的に上がり、遠心力でエグい打球が飛ぶようになります。ただし、調子に乗って貼りすぎると、私のように翌日「テニス肘」に悩まされることになるので注意が必要です。
- グリップエンド(操作性の向上): 手元を重くすると、ラケットが軽く感じられ、ボレーの取り回しが良くなります。
グリップのカスタマイズが「指先の感覚」を研ぎ澄ます
ラケットと体が唯一接触する場所、それがグリップです。私は純正のシンセティックグリップを剥がし、レザーグリップに変更しています。特におすすめはフェアウェイ レザーグリップです。
レザーに変えると、打球の情報がダイレクトに手に伝わります。「今、スイートスポットの少し上で捉えたな」という感覚が鮮明になり、繊細なドロップショットの成功率が格段に上がりました。その上から、吸い付くような質感のヨネックス ウェットスーパーグリップを巻くのが、私の「黄金セット」です。
失敗から学んだ「1gの重み」
カスタムを始めた当初、私は一度に10gものリードテープを貼って大失敗をしました。パワーは出ますが、スイングが遅くなり、結果的に振り遅れが増えたのです。
大切なのは、精密計量器を使って、1g単位で調整することです。コートにハサミとリードテープを持ち込み、15分打っては2g足し、また打つ。この繰り返しこそが、あなただけの「マジック・スペック」を見つける唯一の近道です。
結論:ラケットを育てる楽しみ
カスタマイズは一度で終わりではありません。自分の筋力の向上や、プレイスタイルの変化に合わせて進化させていくものです。まずは1gのリードテープから始めてみてください。ボールがガットに乗る感覚が変わる瞬間、あなたのテニスは新しいステージへ進むはずです。
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