「今の、本当にアウト?」
週末の草トーナメント、タイブレークの勝負所で起きた微妙な判定。審判のいないセルフジャッジの試合では、ルールの知識があるかないかだけで、その日のビールの味だけでなく、勝敗そのものが180度変わってしまいます。
2025年、テニスのルールはよりスピーディーに、そして公平性を期す形へとアップデートされています。今回は、最新のJTA テニスルールブック 2025の内容を軸に、私自身の痛い失敗談を交えながら、現場で本当に役立つ「活きたルール」を解説します。
2025年のルール改正:私たちが最も影響を受けるポイント
今年のルール改定で、一般プレイヤーが最も意識すべきは「コート上での振る舞いとタイムバイオレーションの厳格化」です。
先日、私が参加した市民大会でのこと。相手選手がポイントごとにネット際で長く考え込むタイプで、リズムを崩された私は焦りからミスを連発。しかし、最新ルールではサーバーだけでなくレシーバーの準備時間にも厳しい目が向けられるようになっています。
- トスの上げ直しへの視線: 以前よりも「試合進行を遅らせない」ことへのプライオリティが上がっています。風が強い日にダンロップ フォートを何度も手放す行為は、相手へのプレッシャーだけでなく、警告の対象になり得ることを自覚すべきです。
- コーチングの解禁範囲: プロツアーで先行していた「オフコートコーチング」の概念が、じわじわと一般大会のローカルルールにも波及しています。しかし、スマートウォッチなどのデバイスを通じた助言は依然としてグレー、あるいはクロに近い判定。Apple Watchを試合中にチラチラ見る癖がある人は、今のうちに「通知オフ」を徹底しましょう。
「セルフジャッジ」で損をする人の共通点
セルフジャッジは「疑わしきはイン(相手のポイント)」が鉄則です。しかし、これが守れないことで起きるトラブルを、私は嫌というほど見てきました。
ある日のダブルス、私のパートナーがラインぎりぎりのボールを「アウト!」と叫びました。相手は猛抗議。結局、その場の空気は最悪になり、私たちは集中力を欠いて逆転負け。後で動画を見返すと、ボールはしっかりラインを噛んでいました。
2025年流・スマートなジャッジ術:
- 確信がないなら「イン」: 自分の心に1%でも迷いがあるなら、それは「イン」です。その潔さが、最終的に相手のミスを誘うメンタル的優位を生みます。
- ハンドサインの徹底: 声だけで「アウト」と言うのではなく、人差し指を高く突き出す。これだけで、周囲の観客やレフェリーへの説得力が変わります。
- ボールの痕跡を確認する: クレーコートなら、迷わずボールマークを確認しましょう。その際、アシックス テニスシューズの足跡でマークを消さないよう、慎重に近づくのがマナーです。
道具にまつわるルール:その装備、違反じゃない?
意外と見落としがちなのが、ギアに関するルールです。
私が過去に経験した珍事件に「振動止めの位置」による失点があります。ストリングパターンの最も外側の交差ラインより内側にヨネックス 振動止めを付けていた選手が、相手からの指摘でポイントを失ったのです。
- ラケットの改造: バボラ ピュアドライブなどの人気モデルに、自分でリードテープ(鉛)を貼ってバランスを変えるのは自由ですが、プレー中に形状が変わるような細工はNGです。
- ウェアの規定: 2025年も「白基調」を求める伝統的なクラブは多いですが、公式戦ではITF基準のロゴサイズ規定があります。派手なナイキ テニスウェアを新調する際は、ロゴの大きさが規定内か一度チェックすることをおすすめします。
まとめ:ルールを知ることは「最強の武器」を持つこと
テニスは紳士のスポーツと言われますが、その実態は「ルールの解釈」を巡る格闘技でもあります。
最新のルールを知っていれば、相手の不当な要求を毅然と退けることができます。逆に、ルールを知らなければ、自分の正当なプレーでさえも「マナー違反」として攻撃材料にされてしまいます。
まずは一冊、テニスルール審判の手引きをバッグに忍ばせておきましょう。コートチェンジの際、水分補給と一緒にルールを再確認する。その余裕こそが、あなたを勝利へ導く最後の一押しになるはずです。


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