テニスの試合に出るようになると、テレビで見ているだけでは気づかなかった「ルールとマナーの壁」に必ずぶつかります。スコアの数え方といった基本はもちろん、セルフジャッジの際に相手と気まずくならない方法や、公式戦で恥をかかないためのウェアの知識など、実体験に基づいた「本当に役立つ公式ルール」を解説します。
1. 独特なスコアの数え方と、初心者がハマる落とし穴
テニスの得点は 0(ラブ)、15(フィフティーン)、30(サーティー)、40(フォーティー)と進みます。なぜ「0」が「ラブ」なのかは諸説ありますが、初心者の頃、私は「フィフティーン」を「ワン」と言い間違えてしまい、相手を困惑させた苦い経験があります。
40-40(デュース)になった後は、2ポイント差がつくまで続けます。草トーナメントなどの公式戦では、試合時間を短縮するために「ノーアドバンテージ方式(デュースになったら次の1ポイントでゲームが決まる)」が採用されることが多いので、試合前の要項チェックは欠かせません。私は以前、ノーアドと知らずにサイドを入れ替えようとして、審判に苦笑いされたことがあります。
2. セルフジャッジで「もめない」ための鉄則
プロの試合のような審判(チェアアンパイア)がいない一般的な試合では、自分たちで判定を行う「セルフジャッジ」が基本です。ここで最も大切な公式ルールは「ボールが少しでもラインに触れていればイン」ということです。
「アウトに見えたけれど確信が持てない」という場面は、プレー中に何度も訪れます。その際、私は必ず「イン」と判定するようにしています。ルール上、疑わしきは相手の利益にするのがテニスの美徳だからです。一度、判定を巡って険悪な空気になったことがありましたが、それ以来、自分の判定に自信がない時は相手に譲ることで、プレーそのものに集中できるようになりました。
3. サーブとレシーブ、意外と厳しいフットフォールト
サーブを打つ際、ベースラインを踏んだり越えたりしてはいけない「フットフォールト」。これも立派な公式ルール違反です。練習中、私は無意識にラインを踏む癖があり、初めての公式戦で指摘されてパニックになり、ダブルフォールトを連発してしまいました。
それ以来、家での素振り中もテニスシューズのつま先を意識し、少し余裕を持って構えるようにしています。サーブは2回まで打てますが、セカンドサーブを打つ前の「間(ま)」の取り方も、精神的なルールとして非常に重要です。
4. ウェアと道具の「公式」ルール
「好きな服を着てプレーすればいい」と思われがちですが、JTA(日本テニス協会)などの公式戦ではウェアのロゴの大きさや、ショートパンツの形状にまで規定があります。
また、試合中にラケットのガットが切れた際、予備のテニスラケットを持っていないと、その場で試合続行不可能とみなされるケースもあります。私は一度、試合中にガットが切れた際、慌てて友人のラケットを借りましたが、重さが全く違い、結局そのゲームを落としてしまいました。自分の手に馴染んだラケットを2本用意しておくことは、ルールを遵守し、全力で戦うための最低限のマナーと言えます。
5. まとめ:ルールを知ればテニスはもっと楽しくなる
テニスの公式ルールは、公平にプレーを楽しむための「約束事」です。細かい規定が多くて大変だと感じるかもしれませんが、実際にコートで体験しながら一つずつ覚えていくのが一番の近道です。
不安な時は、常にバッグにテニスルールブックを忍ばせておきましょう。迷った時にその場で確認する姿勢こそが、フェアプレーの精神に繋がります。正しいルールを身につけて、自信を持ってコートに立ちましょう!


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